今日から我が家はダンゴムシを飼うことになった。飼い主は私ではなく娘。私は世話人ってところだろうか。
娘は「Yちゃんは、いつもメンズに囲まれて楽しそうねぇ」と言われるほど、男の子に囲まれて暮らしている。メンズと言えば聞こえがいいが要するに男子(ダンスィ〜)だ。女の子もいるのだけどインドア派が多く、娘はどうしても男子達に交じって遊ぶことになる。よく遊ぶのは1歳年長の男の子と、その兄達(小2&小4)。そしてお隣の小3男子。彼らはなかなか度量が広く、娘が後を追っかけても、それなりに相手をしてくれる。
今日は帰り際に、娘は斜め向かいのお宅からダンゴムシを貰った。娘は「ダンゴムシくん可愛い〜」と喜んでいたが、正直なところ私はちっとも嬉しくない。「今から公園に土を取りに行けないし……飼うとなると餌もいるし……」とモゴモゴ言っていると、小4男子が親切にダンゴムシの飼い方を教えてくれた。彼は生き物が大好きで、常に数種類の虫を育てている虫博士だ。ダンゴムシは長期間で無ければ土が無くても大丈夫。食べ物はキャベツやイリコなど。乾燥は厳禁とのこと。娘は「Yはキャベツあげる〜」と大張りきり。お砂場セットのバケツにダンゴムシを入れて帰宅した。
玄関にダンゴムシの入ったバケツを置いて、娘にキャベツをちぎって渡したら、娘はご満悦でダンゴムシ入りのバケツにキャベツを投入して幸せそうに眺めていた。そして私は「土が無いし…」と言ったのだけど、台所の小さい植木鉢で育てている青ネギのことを思い出し、青ネギの土を少量取ってダンゴムシのバケツに移した。そして、明日はダンゴムシを飼うためのちゃんとしたケースを買いに行こうと娘と約束した。ネットで調べてみたけれどダンゴムシを飼うのは難しくなさそうだ。
しかし……私は覚悟を決めた。
1度、生き物を飼うのを許したが最後、それはどんどんエスカレートしていくに違いないのだ。私は今、ダンゴムシどころか娘を育てるだけで精一杯。余計な生き物を飼うのはゴメンだが「家で生き物を飼いたい」と言う娘の情熱を止めることが出来ようか? 自分だって通ってきた道だと言うのに。ここはもう……腹をくくるしか無いだろう。
だけど娘よ。2歳にしてペットを飼ってもらうだなんて、ちょっと生意気過ぎやしないか?
明日は雨とのことだけど、早速ダンゴムシのためのケースを飼いに行ってこよう。丁度良いのが見つかるといいのだけど。今後、生き物を飼うための覚悟は出来たけれど、飼育するのに高度な技術がいる物や、簡単に増殖する物は出来るだけ遠慮したいなぁ。娘の周囲の男子達はけっこう高度な生き物を飼っているので要注意だ。まずは私自身がダンゴムシから慣れていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。