昨日『秘密のケンミンshow』と言う番組を観ていたら「大阪人は店員さんにありがとうを言う」という話がやっていた。私はずっと大阪で暮らしていて買い物をした後で店員さんに「ありがとう」と言うのは全国的なことだと思っていたので、すごいカルチャーショックだった。買い物をした後は「ありがとう」を。それが飲食店だったら「ごちそうさま」を。これは挨拶のようなものだと思っていたのだけれど、全国的にみればそうでもないのだなぁ。
私は平日、ほとんどテレビを見ておらず、NHKのニュース以外だと定期的に観るのは『秘密のケンミンshow』と『なんでも鑑定団』くらい。この2つはとても楽しみにしているのだれど『秘密のケンミンshow』は毎度、吃驚されられる。
自分の常識が世間的には常識では無かった…ってことを知った時の衝撃ったらない。
何かにつけて大阪は面白可笑しく伝えられることが多く、中には「いやいや。いくら大阪でも、そんな人は滅多にいないよ」と言うようなことを大々的に放送されてしまうこともあるのだけれど、そういうのを抜きにしても大阪は独特の文化があるのかも知れないなぁ……なんてことを、昨日の『秘密のケンミンshow』を観て思った。
大人になって、大阪出身者以外の人と親しくお付き合いするようになってからは「大阪の人ってさぁ…」と言うような感じで、おおざっぱにくくられるのが嫌だと思っていたのだけれど、最近はそういうことに抵抗する気もなくなってきた。実際問題として大阪には大阪でしか通用しないことが多過ぎる。
大阪について熱く語ってみたけれど、私自身は「大阪生まれの大阪育ち」ではなかったりする。小さい頃に大阪へ来ているので「大阪育ち」ではあるけれど、大阪う生まれではないのだ。しかし娘は、今後私達家族に特別なことが起こらない限り「大阪生まれの大阪育ち」になるだろう。彼女は自分の生まれ故郷をどんな風に捉えるのだろう。愛するのも良し。反発するのもまた良し。出来ることなら大阪という土地の良い部分(もちろん悪い部分もあるので)はしっかり吸収して欲しいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
追記 オペラ歌手のホセ・カレーラスがオペラの舞台を引退するとのニュースを聞いてショックを受けた。彼は私が最も愛する歌手で、一時はファンクラブにまで入っていたのだ。コンサートは続けるそうだけど、なんだか寂しい。