昨日はせっかくの日曜日だったと言うのに生憎の雨模様。
午前中は実家の車を借りて赤ちゃん用品のお買いもの。お食事エプロンだの、スリーパー(昔で言うところの、かいまき布団のようなもの)だの、あたたかいトレーナーだの。ここのところ急に冷え込んできたので少しずつ冬支度をしている。これで、いつ寒くなっても安心。スーパーで食料品を買って帰宅。帰宅してから地味に昼食。
用事は片付いたものの、なにげに物足りないような、つまらない日曜日。外は冷たい雨が降っていて出掛ける気にはなれないし、家の中も湿った空気が漂っているような気がした。
2階の寝室で娘をお昼寝させて降りてくると「これから何しようか?ゲームでもする?」と夫。「ゲームしたいところだけど、夕食の段取りがあるしなぁ。豚肉の生姜焼きは食べる直前に焼くけれど、お味噌汁とか野菜のおかずはY(娘の名)が寝ている間に済ませておきたいし」と言うと「白蓮さん、ここのところ疲れてるし今日は俺が味噌汁とおかずを作るよ」と夫。夫も毎日、外で働いていて休日くらいはのんびり過ごしたいだろうに申し訳ないなぁ……と思ったのだけど、せっかくなので甘えさせてもらうことにした。
私は居間でゲーム。夫は台所でお料理。お味噌汁と、白菜の浅漬け、粉吹き芋を作っていた。粉吹き芋は娘も食べられるので、娘の分を取り分けておいてもらいたいと夫に言ったら「……それは無理かも。ちょっと…塩辛い」と夫。味見をしたら「ありえない」レベルで塩辛かった。味見をしてあまりの塩辛さにむせてしまったほどだ。夫は粉吹き芋の作り方を誤解していたらしい。かなり濃い味の塩水で芋を茹で、水を捨てずに水分を煮て飛ばしていたようだった。
せっかく作ってくれたのでなんとかしたいと、粉吹き芋をマッシュにして、刻んだキャベツとヨーグルト、レモン汁、黒コショウでコールスロー風のサラダにリメイクした。リメイクしたサラダは辛うじて食べられたが、それでも恐ろしく塩辛かった。
私は夫に「たとえ徒労…と言うか失敗に終わっても、作ってくれたってこと自体が嬉しかった」と言ったら、夫は「やっぱり徒労と思ってたんだ」と大笑いした。実際、笑うしかないくらいに酷い小吹き芋で、サラダにリメイクするよりも、むしろ捨てちゃった方が良かったと思うくらいサラダも不味かったのだ。
夫と2人で散々笑った。
ちなみに、夫の作ったお味噌汁と白菜の浅漬けはちゃんと美味しかった。夕食前に私が豚肉の生姜焼きを作った。塩辛すぎるサラダは半分くらい食べて残りは捨てた。食べ物を捨てるのは勿体ないことだけど、満足できる夕食になった。
つまらない日曜日が、いっきに楽しい日曜日になった。1人だったら、こうはいかない。きっと「退屈な日曜日だった」と終わってしまったことだろう。家族で暮らしているからこその出来事だったと思う。家族がいるって嬉しいことだなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。