白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年06月20日(金) 祈りたい気持ち

元・職場の同僚……ずっと一緒に頑張っていたCADの相棒から悪い知らせが届いた。

CADの相棒は昨年、私が切迫早産で寝たきりになったのとほぼと同時期に乳癌で乳房を切除している。その時はお互い、相手の状態を気にしながら「とにかく頑張ろうね」とメールで励まし合ったりしていた。相棒の乳癌は、再発・転移の可能性が極めて低いタイプのもので「再発する可能性は5%」と聞いていた。術後は良好で、秋には乳房の再建手術をするとかで、春先に遊びに来てくれた時はすっかり元気になっていた。

それなのに「再発しました」のメールが届いた。

術後、定期的に検査をしているのは知っていたけれど「再発する可能性は5%」と聞いていたので、私は「あの検査はいわゆる安心料だね」と思っていた。正直、再発する可能性なんて考えたことも無かっただけにショックだった。

相棒にはなんと言っていいのか、かける言葉は見当たらなかったけれど、とりあえず電話で話をしてみた。ほとんど相棒の話を聞くばかりで、大した事は言えなかった。「ショックだし、泣いたけど、とりあえず治療していくしかないんだよね」と相棒。

乳房の切除の時も辛い思いをした相棒が、またしても辛い手術や治療に挑まねばならないのかと思うと、なんとも辛くてたまらない。私に出来る事など、ほとんど無いかも知れないけれど、僅かなりとも相棒の支えになりたいと思う。

それにしても、世の中にはどうして病気があるのだろうなぁ。相棒だけでなく、私の大切な人の中にも病に伏している人がいる。私は特定の信仰を持っていないけれど、それでもこういう時ばかりは神でも仏でもいいから祈りたい気持ちになってしまう。

相棒はいま詳しい検査をしているところ。これ以上悪い結果が出ませんようにと祈りつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年06月20日(火) 風の音。海の音。
2003年06月20日(金) 携帯不携帯。
2002年06月20日(木) 妹な1日。ご機嫌な1日。

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