白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年06月20日(火) 風の音。海の音。

今日の日記の題名は三文小説の題名みたい。まぁ、しかしこれ以上しっくりくる題名が見当たらなかったので、いたし方なく。

週末にリサイクルショップで扇風機を買ったので、寝入りばなは扇風機を付けるようになった。寒がりの私は、今のところ扇風機の必要性を感じていないのだけど、暑がりの夫にとっては一大事らしく。1200円の扇風機だけど、けっこう新しい型のようで、風のモードも強弱だけじゃなくて「リズム」とか「ゆらぎ」みたいなのがついている。

夜、うつらうつらしていたら聞き覚えのない音が耳についたので「これ、なんの音? 外で何かやっているの?」と夫に聞いたらば、扇風機の風の音だと言う。その音は海辺で聞く波の音に似ていて、やけに懐かしいような気がした。私は生まれも育ちも大阪で、海辺で育った訳ではないのだけれど、子供の頃に両親に連れて行ってもらった海水浴の想い出の中に、その音は刻まれている。

海辺の民宿で、薄っぺらい布団に横たわって聞いた、あの音。

海水浴なんて10年以上行っていないし、いまの私が海水浴に行ったところで、子供の頃のように遊べないとは思うのだけど、ちょっと行ってみたいような気がした。お洒落なリゾート地ではなく、ちょっぴり田舎びた感じの海水浴場へ。

……とは言うものの、たぶん今年も海へは行かないんじゃないかと思う。扇風機の音を聞きながら夏が過ぎていくのだろうなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年06月20日(金) 携帯不携帯。
2002年06月20日(木) 妹な1日。ご機嫌な1日。

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