白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年06月19日(木) 母親も色々

今日も今日とて娘を連れて公園通い。

「ママ友」なんて言う意識は無いけれど、とりあえず子供を遊ばせている人…公園にいる大人には、漏れなく会釈するようにしている。何しろ、近い将来、娘がお世話にならないとも限らないのだ。会釈からはじまって「こんにちは。お子さん、おいくつですか?」なんて世間話がはじまることもある。

今日は娘と同じ8ヶ月の男の子と3歳のお姉ちゃんを連れた母親と話しをした。子供の月齢が同じだと、それだけで話が広がるというか「離乳食はどんな感じですか?」とか「夜はよく寝ます?」なんて話をしたのだけれど、どうにもモニョモニョするものを感じずにはいられない母親だった。

……と言うのも。3歳のお姉ちゃんに対する態度が傍で見ていて胸が痛くなるほど冷たいのだ。「おかあさん、一緒にぶらんこしよう」とお姉ちゃんが言うので「私でよければ見ててあげるから、行ってきたら?」と申し出てみたのだけれど「いいの。いいの」とおしゃべりに夢中。そして「わがまま言う子はお母さん大嫌い」と。

子供はお母さんが大好きなのに、大好きな人から「大嫌い」なんて言われたら、私だったら泣いてしまう。

あまりにもお姉ちゃんが可哀想で「お歳いくつ? 3歳かぁ…。だったら、来年から幼稚園だね」と話しかけてみたのだけれど、彼女の反応は薄かった。いぶかしく思っていたら、彼女の母親は言ったのだ。

「幼稚園は良い子にしてたら行ける…って教えてるんだけど、この子は自分は悪い子だと思ってるから、幼稚園には行けないって思い込んでるのよ。まぁ、いいんだけどね」

他人事ながら、ものすごくショックだった。子供って「お利口さんだねぇ。可愛いねぇ。大好きだよ」と言って育てるものだと思っていた。まさかわずか3歳で「自分が悪い子だから幼稚園へ行けない」と思っている子がいるだなんて。彼女は大好きな母親から「悪い子だ」と言われ続けてるのだろう。

これから娘を育てていくにあたって、私は色々な母親と出会うのだろう。その中には素敵な母親もいれば、そうでない母親もいるだろう。だけど、それは家庭の方針等もあるので他人がとやかく言うものではない。自分とは違ったタイプの母親がいたからって、いちいちショックを受けていてはキリが無いのだ。

だけど今日はショックだったなぁ。世の中には色々な母親がいるものだ。今日は他人事で軽く凹んでしまった。こんな事で凹んでしまうなんて馬鹿げているとは思うのだけど、娘を産んでからこのテのことには滅法弱くなってしまった。人は人。自分は自分。惑わされずに自分の子供を愛していこう……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年06月19日(月) 昭和の女
2004年06月19日(土) 貴重な休日。
2003年06月19日(木) お父さんと呼んでね?
2002年06月19日(水) 飛び込んじゃった人達って?

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