今日はガラス屋さんに来てもらった。
私達家族が住んでいる家は中古住宅で、家を購入した時から居間のガラス障子のガラスが一部欠けていた。それほど気にならない程度の小さな欠けだったので、今までそのままにしていたのだけど、娘の指なら入ってしまうような大きさで、娘も動くようになった事だし……と交換してもらうことにしたのだ。
このガラス屋さんには結婚した年の夏、玄関に網戸をつけてもらう際にお世話になった。ガラス屋さんのご主人はその時のことを覚えておられて「そうですか、赤ちゃんが授かったんですか。良かったですね」と娘の誕生を祝福してくれた。
赤ちゃんが授かった…って、いい言葉だ。赤ちゃんが出来たと言うよりも、ずっと良い。ちょっぴりニュアンスが違うだけなのだが随分と印象が変わるように思う。
私はずっと「子作り」とか「子供を作る」って言い方がちょっと苦手だ。そりゃぁ、まぁ子供の誕生にはそれなりの行為が必要なのだし「子供を作る」という言い方も間違いでは無いのだけれど、やっぱり赤ちゃんは作るものではなくて、授かるものだと思うのだ。
娘が産まれて半年が過ぎたけれど、娘の寝顔を見ていたり、抱っこしてお風呂に入っている時、いまだ「私はこの子の母親なんだなぁ」としみじみする事がある。娘を授かって本当に良かった。娘を育てるにあたって、しんどいことが全く無いと言えば嘘になるけど、幸せの方がずっと大きい。
ガラス屋さんが作業している間、1人でお利巧にお昼寝していた娘はガラス屋さんが帰ったとたん、火がついたように泣き出してなだめるのに手こずった。添い寝していないとバレると泣き出すのだから困ったものだ。すっかり甘えん坊になっているが、しかしそこが可愛い。
今日は「赤ちゃんが授かったんですね」なんて言葉を久しぶりに聞いてちょっと嬉しかった。最近は「子供が出来たんだ。へぇ」的な言葉を聞く方がずっと多かったので。居間の障子のガラスは1枚だけピカピカなので明日は、他のガラスを念入りに磨かねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
【追記】無断転載の件は、ブログの書き手からの反応が無かったのて、ブログの運営元に連絡して中に入ってもらうことにした。今後の展開に期待したいところ。