今日は金城一紀の『GO』を読んで心を熱くしてしまった。
本の感想はHPの読書禄に書いたのだけど、ちょっと書き足しなど。
なんちゅ〜か。作品の内容とは直接関係がないので
こっちの日記に書いた方が、しっくりくるかなぁ……と思ったので。
主人公が恋に傷つく場面が、やけに印象的だったのだ。
それまで主人公は「嫌われても平気」というか「気にしない」タイプだったのに
「好きな人から嫌われるのが怖い」っ思っている自分に気付いたところを読んで
「嫌われたくない」って感覚、なんか分かるなぁ〜と共感してしまったのだ。
自分が好きでもない相手から嫌われるのは平気だけど
ちょっとでも自分自身が「好き」だと感じている相手から
「あんたなんて嫌い」って言われるのって……辛いよね。そりゃぁ。
好きになってもらえなくても、嫌いになられた日にゃぁ、もう。
「好き」「嫌い」っていうのは、別に恋愛に限ったことではなくて
もっと大雑把な人間関係でも言えるわけで。
大人になると「あんたなんて嫌い」なんて面と向かって言われることなど
皆無だと言っても過言ではないだろう。
それでも「あっ。たぶん嫌われてる」ってことを感じることはある。
自分自身も相手のことが嫌いなら、相思相愛の反対な訳だから
それは、それで仕方ないかと思うのだが、そうでない場合は、ちと哀しい。
ふと思ったのだが「嫌われたくない」という感情は
誰かを好きにならないと生まれてこない感情なのかも知れないなぁ……
私は、普段の生活の中で「嫌われたくない」なんてことを
あまり意識するタイプではないので、なんだか新鮮な感じがしたのだ。
「嫌われたくない」って言葉を意識したのは、ものすごく久しぶりかも知れない。
当たり前の話だが、物質的なもの……たとえば本とか音楽とかが好きというのと
生きている人間が「好き」とか「嫌い」というのでは重たさが全然違うよなぁ。
なんだか、まとまりなくグルグルと考えたことを書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。