白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年04月18日(金) 親切にされて

昨日は雨が降る中、娘を抱っこ紐で抱っこして傘を差してスーパーへ行った。わざわざ雨降りのひに買い物へ行かなくたった食事の仕度は出来るのだけど、娘が外に出たいとうるさかったのだ。「お出掛けしようか?」と言うなりニッコリ笑う娘。まったくもって赤ん坊って生き物は外に出るのが大好きだ。

ひとしきり買い物をしてレジに並んだ。「袋はいりません」とレジの人に告げると、レジの人が「よろしければ、その袋(エコバッグ)に荷物をお入れしましょうか?」と言ってくれた。しかし、そのスーパーでは、そういうサービスは実施していない。赤ん坊連れだったので言ってくれたのだろう。「ありがとうございます。助かります」と甘えさせてもらった。

娘を産んで「子連れ」という立場になってみて、人の親切が身に染みるようになった。

今日だけでなく、電車で席を譲ってもらったり、ベビーカーで道を譲ってもらったり。今まで私は社会の中で常に「譲る」あるいは「親切にする」立場にいた。恥ずかしながら「してあげる」的な上から目線で社会と係わっていたように思う。それが娘を産んで人に助けてもらうようになり「人の親切ってなんていいものなのだろう」と思うようになった。この感覚は娘がいなかったら、自分が「お年寄り」という立場になるまで分からなかったかも知れない。

娘のおかげで気付かされることの多いことと言ったら!

昨日は雨の中出掛ける羽目になってうんざりしたけれど、とても嬉しい1日だった。今はまだ「親切にしてもらう」立場だけれど、娘が成長して自分がお返し出来る立場になったら、それまでとは違った気持ちで出来るんじゃないかと思う。自分の受けたものを返していける人間になりたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年04月18日(金) 昨年の日記。
2002年04月18日(木) 飲茶的休日。

白蓮 |MAILHP