「いつ産まれても不思議ではない状態です」と言われて2週間。「1週間以内に出産だと思います。次の検診はないと思います」と言われて1週間。どちらの予言もことごとく外れ、明日はまた検診日がやって来る。
明日は骨盤のレントゲン等、いくつか検査をするらしい。断言された訳では無いのだけれど、明日の検査の結果によっては帝王切開や誘発剤を使った出産の可能性もあるようだ。自然な形で出産したい…というが正直な気持ち。お腹の娘に向かって「のんびりも良いけれど、そろそろ出てきてくれないかな?」と語りかけること数回。明日の検診までに産気づく……なんて逆転劇があると良いけど。
しかし、私は分かっているのだ。最終目標は元気な状態で娘をこの世に送り出してあげることだって事を。少しでも楽な出産をする事でもなければ、私が納得の出来る出産をする事でもない。手段はどうあれ、娘にとって安全な出産が最高の出産なのだ。
……とは言うものの、ちょっぴり未練は捨てがたい。逆転劇を祈るばかり。
もっとも検査の結果によっては、もう少し猶予があるかも知れないのだから、今から思い煩うのは早計と言うものだ。それに、こればかりは、なるようにしかならないのだ。全てはお腹の娘のご機嫌次第。
昨日はダラ妊婦に徹したおかげで今日は少し元気になった。お掃除だの散歩なども通常通りに。昨日の夕食は手抜きだったので、今日は夫の好きな献立に。炊き込みご飯、高野豆腐の炊き合せ、長ししとうのオカカ炒め、ホッケの開き、根菜のお味噌汁など。出産したらしばらくは手の込んだ料理は作れないだろうから、料理を楽しんでおかねば。炊き込みご飯ではなくて、栗おこわにすれば良かったかと少し後悔。
そんなこんなで明日は「無い」と言われた検診日。行きしなに文庫本でも買いましょうかね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。