ようやく風邪が完治した……なんて書いてしまうと、たった一行で終了してしまうが、今回の風邪はいつもより少し大変だった。。
先週は妊娠が分かって周囲から「妊娠おめでとう。大切な時期だから無理しないでね」と祝ってもらったのに、いきなりの風邪。しかも高熱。流石にちょっぴり凹んでしまった。昨年は秋から3度目の風邪ってことで夫に申し訳ない…と言う思いもあったし、何よりもお腹の子に申し訳ない気持ちで一杯だった。母体が風邪をひいても影響はないらしい…とは分かっていても「やっぱり居心地悪いだろうなぁ」と思うだに「どうして、もっと慎重になれなかったんだろう」と後悔しきり。
しかしながら凹んでいても風邪は治らないので、お腹の子には「残念だけどお母さんは、常に居心地の良い環境を提供してあげられない。頑張って早く直すから、あなたもしっかりお母さんにしがみついていなさい」と言い聞かして、自力で治すことに。病院へ行けば胎児に影響のない薬を出してくれるとのことだけど抵抗力の落ちている時期にこれ以上余病を貰いたくなかったのだ。
修行のようにスポーツドリンクを飲み、いつも以上にガッツリ食事。ここのところ悪阻で食事が苦痛だったのに、風邪をひいている間は悪阻が収まっていたのが不思議である。「治したい」一心だったからか、お腹の子の後押しなのか、それとも単純に風邪の症状が悪阻に勝っていたからか。たぶん風邪の症状が勝っていただけだとは思うのだけど、ちょっとラッキーだった。スポーツドリンクをがぶ飲みしても熱に水分を奪われてしまうせいか、汗もかかなければ、トイレにも行かない状態が続いて参ってしまったが、努力が実を結びなんとか回復。思っていたよりも早く治ってホッっとした。
妊娠生活のスタートからいきなり躓いてしまったけれど、その分「妊娠中は無理しちゃいけないんだ」って事を身に染みて感じた。以後気をつけようと思う。風邪の間は悪阻が収まっていたので「もしかして、これを期に悪阻卒業しちゃったりして?」とお気楽に考えていたら、風邪が治ったとたんに悪阻も復活。そうそう都合の良い話は無いらしい。
今回もまた夫には迷惑をかけてしまった訳だけど、嫌な顔せず引き受けてくれたので本当に助かった。家族がダウンすると元気な人がいつもより頑張らなくちゃいけない…ってことは私自身、うんざりするほど味わっているので、申し訳ないやら、ありがたいやら。夫には本当に感謝している。
風邪が治って外に出たら白い木蓮の花が1つ2つ咲いていた。先週、東京の友人が「木蓮の花が咲いたよ」と教えてくれたけれど、私の住んでいる場所はまだ咲いていなかったのだ。ちょっと嬉しかった。来年の今頃は赤ん坊を抱いて、あの白い花を見上げるのだなぁ……と思うと感慨深いものがある。そんなこんなで風邪の顛末を書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。