今日は午後から私のいる2階フロアの面々は出払っていて、御機嫌だった。仕事も暇だったので、のんびりモード。立体を作ってみたり、仕事に使う資料をのんびり編集してみたり。知らず知らずに鼻歌なんかも出たりして。
先日読んだ中山可穂の小説の背景に流れていたシューベルトに触発されたらしく、なんとなく音楽モードにスイッチが入ってしまった。私は普段からBGMはいらない派。自宅でネット探訪をしている時でさえCDを聞くことは皆無だ。何かを読むときは、ひたすら読む。料理をしている時などはCD聞きながら……てなこともあるが、もともと「○○しながら」というノリは得意でないのだが、今は身体が音楽を求めているらしくて、ここ数日は懐かしい曲を口づさんでばかりいる。
そんなこんなで、今日は「誰もいない」という油断があって、仕事中だというのに給湯室で歌を歌ってしまった。むろん朗々と声を張り上げて歌った訳ではないのだが、鼻歌にしては歌詞までちゃんと聞こえるような歌いっぷり。御機嫌で歌いつつお茶を入れていたらば……いつの間にか帰社していた上司に見つかってしまった。しかも、よりによって大っ嫌いな上司Jだった。
「恋してるんですか?」と上司J。もちろん否定した。
恥ずかしいったらない。その時、私が歌っていたのは『カロ・ミオ・ベン』という歌曲で、もうどうしようもないほど恋の歌だったのだ。給湯室とはいえ、勤務中に御機嫌で歌っていただなんて、小言の100個は言われるだろうと思っていたのだが、上司Jは「ほぉ」と言っただけで、何も言わずに去って行った。(←呆れ果てて言葉が出なかったという気もする)
それにつけても謎なのは上司Jの趣味である。じつは、こっそりクラッシック好きなんだろうか? 比較的メジャーな曲なので、クラッシック好きでなくても知っていて不思議ではないのだが、イカサマな歌を聞いてサラッと突っ込めるところからす推測するだに、クラッシック好きだと考えるのが妥当だろう。大嫌いな人だけど、何気に趣味が似通っているんだよなぁ……上司Jと私は。
しかし、どうせメジャー路線を歌うなら『ラルゴ』とか『野ばら』にしておけば良かった。せめてミュージカル系だったらなぁ……なんていうのは考え違いというものだう。たとえ給湯室とは言うものの、職場で歌を歌うということ自体が間違っているのだ。反省せねば。とりあえず海よりも深く反省したところで今日の日記はこれにてオシマイ。
ゲーム覚書
『アンジェリーク エトワール』を一周してみた。3種類ばかりEDを見るも、セーブデータに手抜かりが多かったので、このままの状態でコンプリートは大変そう。ここは潔く最初から作り直すことに。手間暇を惜しんでいてはゲームなんて出来やしないのである。しかしながら一周したので、これからは少しスローペースでプレイしたい。