帰宅途中の電車の中で窓に映った自分の顔を見てびっくりした。
自分が思い描いている自分よりも、ずっとずっと不細工な顔をしていたのだ。決して不機嫌な訳ではなかったのだけど、不機嫌そうで身も心も消耗しているような顔をしていた。自分はこんなに酷い顔をしているのかと思うと、ちょっとガッカリだった。
身支度をする時に鏡を見るときは「まぁ。こんなものかな」と思える顔をしているのだけど、よくよく考えてみれぱあれは「鏡を見るぞ」と身構えた隙のない表情なのだ。写真用の顔と言うか、よそ行きの顔と言うか。たぶん普段、自分が人に見せている顔は、電車の窓に映ったあの顔なのだと思う。
自分のことは自分が1番理解していると思っていたが、そういう訳ではないのかも知れない。姿形も、内面も。自分の知っている自分と、他者から見た自分との隔たりは存外大きいのではないかと思う。
そんなこんなで今日はちょっぴりショックを受けた。身なりには、ほどほどに気を使っているつもりだが、それでもなお、あんな風に見えるのだ。気を抜いている時はどんな風なのだろうと思うと、まったくもって恐ろしい。ちょっと凹んだが、こういう機会はあった方が良いのかも知れないなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。