この冬は『苦手なことに挑戦する冬にしよう』と志を立て、生まれて初めて編み物に手をつけてみた。しかしながら、そろそろ冬も終わりなので、毛糸を使った編み物はそろそろ打ち止めかなぁ……と思っている。
この冬に編んだ小物は11個。セーターやカーディガンといった大作には手を出さず、比較的短期間で出来るマフラーや帽子ばかりを編んでいた。そのうち、自分のために編んだ物は1つきり。あとの10個は全て家族や友人への贈り物だった。
私は「雑巾縫いとボタン付け、裾上げ以外の手芸ごとは全て外注する」と決心するほど手芸が苦手。編み物は縫い物とは少しばかり勝手が違うとは言うものの、それでも「よく頑張った、自分!」と少々誇らせしく思っている。が、苦手意識が払拭されたかと言うと、そう言う訳ではないようだ。こんなに熱心に編み物が出来たのは、ひとえに「自分以外の誰かに贈るための物」を編んでいたからだと思う。結局のところ、誰かに誉めてもらったり、喜んでもらってり…というオプションが無ければ動けないようだ。
……とは言うも物の、もともと凝り性と言うか、いちどハマったら熱中してしまう性質と言うか、この冬は編み物のおかげて楽しく過ごすことが出来た。おこづかいの全てを毛糸玉に注ぎ込んだと言っても過言ではない。編み物に限った事じゃないと思うけれど「ムキになれる何か」がある時って、毎日が楽しくて良いものだ。
編み物を休憩するので何かまた新しい手仕事に挑戦したいなぁ……と思案中。編み物繋がりでレース編みとか、刺繍とか。いっそもう少し敷居を高くして、ちょっとした小物を縫ってみるのも良いかも知れない。何も無理に苦手なことをする必要はないと思うのだけど、もう少し頑張ってみたいと思っている。この春は家の中に自分の作った小物を増やす春にしたいなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。