白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年01月05日(金) 手作りの魅力

めでたくも年が明けて初出勤。久しぶりに会った同僚達の表情が、いつもより少し柔らかい気がした。お正月っていいものだなぁ……と思う。仕事をしない……とか、親や親戚と会う……とか。そういう、ちょっとした幸せが元気を運んでくるのだと思う。かく言う私も、このお正月で肩凝りと腰痛が随分と楽になった。のんびり過ごさせてもらったのが良かったみだいだ。

お正月三が日は炬燵に足を入れて編み物三昧。夫の帽子を仕上げた。昨日からは友人の帽子を編んでいて、それが済んだら義母へ贈る小物を編むべく毛糸も既に購入済みだ。苦手なものを克服しようとてはじめた手遊びだけど、何かを手作りするって良いものだなぁ……と思う。

まぁ、しかしながら手作りが素晴らしい……とは言い切れないのが辛いところ。手作りってのは材料費や道具代を考えると既製品よりも高くつく。しかも仕上がりは既製品の方が断然綺麗だ。手作りならではの味わいもあるだろうけど、出来上がった物を純粋に批評するなら手作りの物より既製品の方が良いとさえ思う。

しかしながら作る楽しみと、ちょっとした思い込みが手作りにプレミア感を与えるように思う。私の場合だと手芸が苦手だからかも知れないが、たとえば「毛糸代出すから何か編んでよ」と言われたとしても、好きな人の物でなければ編もうとは思わない。「あなたの為に労力を払うなら他に編んであげたい人がいるももの」と思ってしまう。何某かの思い入れがないと、人に贈る物は作れそうない。

自分勝手な思い込みがあっての手作りなのかも知れない。

この冬は義母への贈り物の他に、上手く行けば乙女な母に小さい物でも編んであげられるかなぁ……という感じ。愚弟とか他にも編んであげたい人はいるけど、私の手では追いつかないだろう。ちょっと自分の物も編んでみたいのだけど、いつになる事やら。今夜もこれを書き終えたら編み物をしようと思う。

この冬は編み物のおかげで楽しく時間が過ごせそうだ。明日は寒くなるそうなので、さっさと用事を片付けて炬燵でのんびり過ごしたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年01月05日(木) 犬来たる。
2004年01月05日(月) 嗜好品
2003年01月05日(日) いよいよ初出勤です。
2002年01月05日(土) 新年の憂鬱。気休めなんていらない。

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