ここ数日、自宅で珈琲をたてることを習慣化しようかと目論んでいる。
我が家は珈琲を飲む習慣がないので、珈琲豆なんて買ったこともないし、珈琲フレッシュだって常備していない。一応、インスタント珈琲は常備しているが私がカフェ・オレを作らないかぎり、それも減ることはなく、もっぱら日本茶と紅茶で生活している。私自身は紅茶党なので、珈琲がなくたって日常生活に不自由はなく、珈琲豆を買わない暮らしを「当たり前」だと思っていた。
しかし先日、東京のFん家で珈琲に目覚めてしまったのだ。Fは紅茶も珈琲も好きだってことは知っていたが、1人暮らしをするようになってからも珈琲豆(挽いたもの)を買って、珈琲を立てていたとは知らなかった。なんとなく「どちらかというと紅茶好き」なのかとも思っていたのだが、紅茶はティ・バッグで入れるのに、珈琲は豆から……というほど珈琲好きだったらしい。
で。Fん家で、生まれて初めて自ら珈琲を立ててみて、その楽しさと美味しさとで、珈琲に目覚めてしまったという訳なのだ。珈琲を立てるのが、あんなに楽しいこととは思わなかった。私は取り立てて珈琲好きではないので、インスタント珈琲をわざわざ飲みたいとは思わないのだが、あんなに楽しくて美味しいなら、自宅で珈琲を立てないテはないな……と。
そんな訳で、ただいま珈琲について勉強中なのである。いきなり本格的なものに入るつもりはなくて、挽いた豆を買ってきて、サーバーで入れるという程度のことを考えているのだけれど、どういう道具があるのかな…とか、お値段はどれくらいするのか…とか。この週末までには「珈琲道」を歩きはじめているだろう。
それにしても嗜好品をたしなむのって、どうしてこんなに楽しいのだろうなぁ。
タバコ大国キューバには「恋とタバコがなければ生きている意味がない」というような言葉があったように思うが、タバコ・酒・珈琲・紅茶・お茶などという嗜好品は、それが無くても生きていけるはずなのに、無くてはならない存在なのだなぁ。世の中に嗜好品は沢山あるけれど、2つか3つくらいはたしなむものがあった方が、人生がより一層楽しくなるような気がする。
そんなこんなで「珈琲」は私にとって、今年のテーマの1つだ。1つのことを追求していくのも楽しいけれど、新しいことに手を出すってのもかなり楽しい。もっとも、そうやってキョロキョロしているから何もかもが中途半端になってしまう訳なのだが。珈琲で頭をスッキリさせて、今年は「違いの分かる女」になりたいなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。