白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年01月05日(土) 新年の憂鬱。気休めなんていらない。

1月4日……
日本社会では、まだ「あけましておめでとう」が通用する、その日。
私は憂鬱のどん底にいた。
理由は自分自身が1番よく理解している。

よい年になるといいですね……とか
今年はきっと、よい年になると思います……とか
ありがたい言葉を頂戴しても私は知っているのだ。
↑実際、私も「なにげ〜」に使ってるし。

ありがたいけど、でも、気休めだってことを。

いや。だからって私自身は悲観している訳でもなく
「まずまずの年」になるだろうなぁ…とは思っているのだけれど
それでも新年の憂鬱だけは、どうにもできない訳で。

しかも、明日からは出勤して食い扶持を稼がねばならぬ身としては
鬱々としていても拉致があかないので
とりあえず「憂鬱撃退」に励むことにした。

まずは昨年、ほったらかしていた「本の整理」に手をつけた。
とりあえず70冊〜100冊ばかりの本を処分して、あらたに本を購入。
最初に手にした本が坂口安吾『堕落論』だったりして
それって、いったい……なんて思うと、お笑いだったけれど
私にとっては精一杯の「お片づけ」であった。

次にしたのは「衣類」の購入。
近頃、ダーク・カラーしか身につけなかったのだけれども
気合を入れようとて
通勤用にちょっと明るい色目のローズ・レッド色のセーターを購入。
ついでに、寒さ対策をかねてダーク・グリーンのパンツ(ズボン)を購入。

で、もって、最後の〆は……
「お正月休み」のラストを飾るべく夕食の食材フグを購入。
……っていっても王者「トラフグ」ぢゃなくて
お正月特別ご奉仕品の「サバフグ」だったけど。えへっ。
フグチリにしてさ。雑炊までいただいたよ。
美味しかったよ。フグ。王者ぢゃなくても充分にさ。
関西人はフグ好きなんだよねぇ。なんだか知らないけど。

そうやって、私は「心の隙間」を「物品」でもって塗り込めて
今年も頑張ろうと誓うのであった。
いや。なに? なんだ、かんだ言って楽しそう…っか?

楽しいと言えば楽しくもあり。
苦しいといえば苦しくもあり。

曖昧なところなんですねぇ。はい。

まぁ、そんな感じの年明けなんでありました。
では、今日の日記はこれにてオシマイ。


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