白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年12月07日(木) 憧れの女性

今日はご無沙汰していた友人と電話で少し話をした。

彼女は私にとって憧れの女性だ。ベタな表現だが非常に女性らしく物腰の柔らかい人で、一緒にいるだけで「安らぐなぁ」と思えてしまう。今日はほんの少しの時間しか話が出来なかったのだけど、やはり「安らぐなぁ」と思ってしまった。

私は決して友人の数は多くないけれど、友人の呼べる人達は素敵な人ばかりだ。しかしながら友人でも「自分と同じ匂いを感じるから好き」な友人と「自分には無いものを持っているから好き」な友人がいる。前者の筆頭は東京のF。後者の筆頭が電話の彼女だ。残念ながら私は根本的に女性らしさとか、人としての柔らかさに欠ける。たとえ、どんなに可愛らしい服装に身を包んだとしても本質的なものを変えることは出来ないのだ。だからこそ私は、自分には無い魅力を持つ彼女に惹かれてしまうのだろう。

WEBで知り合った友人の日記に「編み物は幼稚園の頃からしていたからキャリアは30年」ということが書いてあったのを読んで「あぁ……素敵過ぎる」と溜息をついたのは、つい昨日のことだ。彼女の書くものを読んでいると「可愛い女性って、こういう人のことなんだなぁ」と毎度、思わずにはいられない。

可愛らしい女性。印象が柔らかい女性。品の良い女性。言葉の綺麗な女性に滅法弱い。逆を返して言うなれば、それは私の足りない部分だ。もっとも私には私の長所があるので、嘆く必要はない…って事は充分承知しているのだけど「憧れちゃうなぁ」って気持ちは押さえ切れないのだ。

そりゃそうと久しぶりに友人の声を聞けて嬉しかった。手紙やメールも良いけれど「声」の持つ独特の「伝える力」も捨てたもんじゃないと思う。たまには、声を聞きたいなぁ……ってな人を思い描きつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年12月07日(水) 怠惰な施主。
2001年12月07日(金) 苦手な空間。

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