白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年12月07日(金) 苦手な空間。

自宅にシャワー設置した記念に髪を伸ばそう!

なんだか曖昧な理由から私は髪を伸ばそうと決意した。
計画通り、髪は順調に伸び進んでいる。
……と言えば聞こえは良いけれど
ほったらかしになっている。と言う方が正しい。

ふと鏡を見ると髪ボーボーといった状態まで進化している。
「伸ばす」のと「ほったらかす」の間には広くて深い川。
最後に美容院へ行ったのはいつだったのか?
美容院のスタンプ・カードを見れば一目瞭然なのだけれど
あまり追求したくない気分だ。

その上、カラーリングがすっかり落ちてしまっているので
「オニギリ用味付け海苔」に負けないくらい真っ黒な髪の毛になっている。
ちょっと今時の若い者にしては珍しいんぢゃないかと思う。
ほとんど風紀委員が厳しく目を光らせている私立女子校生のノリかも知れない。
↑本物の女子高生なら、こっそりお洒落を楽しんでいそうなものだが。

私にとって美容院とは、ちょっと不思議で苦手な空間なのだ。
自分の方が「客」の他立場なのに
何故か美容師さんに対して遠慮してしまう部分がある。
美容師さんは私が唯一「苦手」とするサービス業従事者なのだ。

「前髪、ご自分で、お切りになられたのですか?」
なんて聞かれた日にゃぁ
「えぇ。ちょっと…鬱陶しかったので」
などと、しどろもどろになってしまうし

シャンプーしてもらっている最中に
「痒いところはありませんか?」
と聞かれて、たとえ痒いところがあったとしても
「ありません」
とキッパリ言い切ってしまう自分が情けない。
↑「頭頂から3センチ左後ろあたりが痒いです」なんて言えやしない。

シャンプーしてもらったり、髪をいじってもらうのは気持ちがいいし
かなり好きだったりするのだけれど
どうしても「あの空間」「あの雰囲気」が馴染めなくて困る。

「おしゃべり」は好きだが、美容師さんとの「世間話」は好きぢゃないし
美容院の「華」とも言える女性週刊誌にも興味がない。
ジーンズのポケットに文庫本なと突っ込んでおいて、それを読めばいいのに
「用意してくれているもの」に目を通さないのは悪いような気がして
ついつい『女性自身』とかを読んでしまうのだ。
↑たまに面白いと思うこともあるのだけれど。

だけど……
正月までには行かないと、女として、ちょっとヤバイ。
来週の休日こそ、絶対に行くぞ。行くぞったら、行くぞ!

決意も固まったところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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