白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年05月31日(水) お手紙

机の引き出しを整理していたら、桜の花がプリントされた和紙で作った葉書を見つけた。

桜の花の咲く頃に仲良しの人に送ろうと思って買ったのに、使わないまま五月が終わっていこうとしている。結婚当初はなんだかんだとイベント事が多くて、言葉通り「雑事に追われる」という感じだったのだけど、最近ではのんびりと本を読んだり、ゲームに熱中するゆとりも出てきた。実家で暮らしている時よりも、ずっとのんびり暮らさせてもらっているのに、まったくもって不甲斐ない。

手紙や葉書を書くという行為は、その瞬間だけでもそれらを届ける相手のことだけを考える貴重な時間だと思う。ひと文字ひと文字、言葉を選びながら綴っていく時間が大好きだ。自分の好きなことを疎かにするようじゃいけないなぁ……と少し反省。

今夜は久しぶりにアーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくんシリーズ」でも読んでみようと思う。彼らを好きになったきっかけは学校の教科書にものっていた『お手紙』という作品だった。いまでも私にとっては特別な作品。そんじょそこらの恋愛小説よりも胸がきゅうっとなってしまうのだ。

週末あたりにでも、手紙か葉書を書いてみようかなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年05月31日(月) 頑丈にならねば。
2003年05月31日(土) 出発の朝に。
2002年05月31日(金) サクランボの季節

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