CADの相棒は温州みかんの産地出身。実家からみかんが送られてくると、夫婦2人では食べきれないからと、職場にみかんを持ってきてくれる。戴き物の果物はたいていの場合かなり美味しい。
みかんって、手にとったときに「あ。これ美味しいだろうなぁ」って、なんとなく分かるから不思議だ。やはり他の果物に較べると、ダントツ数をこなしているからだろうか。
職場でみかんが配られても、なかなか食べない人がいる。仕事机の上にポツンと取り残されたみかんは、ちょっと寂しい。なので私は、そんなみかんを見つけるたびに油性マジックで顔を描いて「早く食べてぇ」をアピールしてみたりする。食べ物で遊ぶのは行儀の良いことではないし、人によっては不愉快に感じる人もいるだろうから、そういう悪戯をしても平気な人にしかしないのだけど。
みかんに顔を描くのは冬の楽しみの1つだ。
もっとも、これは身近に小さな子供がいたら出来ない遊び。大人が率先して食べ物を玩具にする訳にはいかないもの。大人ってのはズルイ生き物だから「悪いこと」でも平気で出来てしまうから困ったものだ。
まぁ、しかし。みかんって果物は、数ある果物の中でも特別な位置にあると思う。日本人ならコタツでみかん。家族団欒の中心にある果物だから「特別」な感じがするのだろうか。「お正月」という家族や親類縁者が集うイベントのある時期の果物だってことも、重要なポイントなのかも。季節違いのメジャーな果物……スイカだったら、こうはいかない。
この週末はみかんを買おう。こたつでミカンなんてベタベタな冬の楽しみを満喫しなくちゃ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。