白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年12月09日(日) 「でも」ぢゃない!(下劣な言葉が含まれるので苦手な方は飛ばしてね)

昨夜は「この冬1番?」と思うほど冷え込んだ。
残業して帰宅したのが9時半。まぁ、早く帰れた方だと思う。
「さっさと食事して、お風呂入って、日記書いて寝よ〜」
……なんて思いながら私は、普段と寸分変わらぬ心構えだった。

が。
帰宅したらば、母の様子が「変」だった。
なんでも隣りの「オッサン」に性的表現を含む失礼な事を言われたらしい。
「奥さん、旦那さん死んで身体もて余してるんぢゃないの」みたいな。

ぢつは2回目なのだ。そのテのこと。
そして対処方も教えたはずなのだ。
気を付けなあかんで。って、あんなに言ってたのに。
だが母は、ずっと専業主婦で、子供は産んでいるが、心は乙女なので
「今まで生きてきて、そんそな失礼な事を言われたのは初めて!!」
……とヒステリックになっていた。

あのさ。悪いけど、私だって疲れたりするんだけど。

そう思うながら私は、うんざりするほどは母の話を聞いた後で
「どうしても我慢ができないなら、嫌って言わなきゃ」と助言した。
しかし母は「でも、ご近所だからキッパリ言うのもどうかと思うし」
……なるほど、それはうなずける。毎日顔を合わす相手だしね。

「ぢゃぁ。子供達も大人ですから好きにさせてもらってます
みたいな感じで上品にかわしたらどうよ?」
私は、そう提案してみたが母は言った。
「でも、あの人が、そんな程度できくわけないと思うし」
……確かに。隣りのオヤヂは少々性質の悪い「エロオヤヂ」なのだ。
私は適当に受け流したり無視したりしているが。

「ぢゃぁ。1度、ガツンと言う方がいいよ。大人しくしてるとつけあがる。
エロ話には、エロ話で切りかわしていけばいい」
しかし母は言った。
「でも、ガツンって言葉が思い浮かばない」
……そうだねぇ。
母は『若草物語』や『家庭画報』の世界に住んでるんだものね。
仕方がないので私は2つ、3つ
「ガツン」っぽいセリフをご用意した。


おかげさまで私、チ●ポには不自由していないんですよ。
夫が死んで忙しいくらい♪

あなたの、臭いチ●ポをしゃぶるだなんて、考えただけでもゾッとします。

たまってらっしゃるなら、奥様に、しゃぷってもらってね♪

あなたのフニャ●ンでは私、とても満足できないでしょうから辞退します。


……みたいなことを標準語ではなくてバリバリ大阪弁でキメたら迫力あると思う。
↑未成年者も読んでおられるりで「バリバリ大阪弁」で書くのは遠慮いたしました。

相手は母を「大人しくて、いじりやすい女」
……だと思われているので、反撃作戦は、案外有効だと思うのだ。
あのオヤジは他に喋る人がいないから近所に広まる心配もないだろう。
↑うちの近所に住む女達は貧乏暇なしで働いていて忙しい人が多い。
だいたいエロオヤヂの話を信用する人も、そぅいないだろうし。

しかし、母は娘が口にした「お下劣」な言葉に呆然としたようだった。
その後も「あ〜でもない」「こ〜でもない」と散々愚痴り倒した後で

「傷ついた母を、さらに傷付けるようなことを言うなんて酷い娘だ」
「あんたって子は、思いやりの欠片もありゃしない」
「あぁ。どうして私ばかりが、こんな目にありのだろう」
「私は、ひっそりと暮らしたいだけなのに、世の中って酷い」

……と喋ること1時間半。娘を罵倒すること30分。
母は、思いっきり泣いて……そして寝た。

泣かないでおくれよ。セニョリータ。泣かれても困っちまうぢゃないか。

眠れなかったのは私の方だった。

乙女な母に「チ●ポをしゃぶる」
なんて言葉を使っちまったのは失敗だったのかも知れない。
冷静に考えてみれば娘が母親に言う言葉としては不適切だったと思う。
が。
未亡人の母は、これから先も、その手の事態に遭遇することは必然である。
冷たいようだが「慣れる」か「真正面から闘うか」どちらしかないのだ。

私は「性的嫌がらせ」なんて絶対認めないし
善悪だけで判断するなら、そりゃぁ「する」あるいは「した」人間の方が悪い。
だが、降りかかってくる火の粉は払わにゃならんし
なによりも自分の身は、自分で守っていかなければならないと思う。
母の場合は子供ではなく、大人の女性なのだ。
↑もし、今回のことが幼い「娘」や「妹」なら対処は違っていると思う。

……って言うか。
しっかりしてくれよ。母。
いつまで「箱入り奥様」でいるつもりなんだい?

母はいつだつて「でも」なのだ。
母親が自殺して、夫に先立たれて、息子が事故で指を2本なくして
その上、ちょっぴり足が不自由(日常生活には支障のない程度だが労働はできない)
……となれば、そりゃぁ、不憫だとは思う。
だからって「でも」を言い続けたところで前には進まない。
……ったく、困ったものである。

もちろん、私自身、こんなところで母の行状を愚痴ってたって仕方がない。
私は、どうも「乙女心」の分からない野暮天なので
母の扱い方がいまいち分からずウロウロしている次第ですが
なんとか、ぼちぼち頑張ります。

あぁ。
やはり1日おいて、頭を冷やしたのは正解だった。
昨夜は疲れているところに愚痴られた上に罵倒されて
もはや「脳天ブチ切れ」状態だったので
昨日書いてたら酷い文章を書くところだった。
最後まで愚痴(しかもお下劣話アリ)に付き合ってくださった「あなた」
どうも、ありがとうね。
不愉快に思われた方がいらっしゃいましたら「Myエンピツ」から削除してね。
↑いっきにイメージが崩れちゃった方も多いかと思うので。
……って言うか友人なくしちゃうかも(^^ゞ

私は愚痴ってスッキリ。明日も元気にで仕事へ行きます!


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