ちょうど3時のオヤツ時、CADの相棒がお土産で貰ったお菓子を食べていたら「王子」と呼ばれている28歳T君が「いいなぁ。僕も食べたいなぁ」とおねだりをはじめた。お菓子は「数がないから女性だけね」と配られたもので王子の分が無かった。同僚から「姉さん」と呼ばれる相棒が「半分こで良かったらあげるよ。でも、そんなのでいいの?」と言ったらば、王子は「いいよ〜。ちょうだいよ〜」とおねだり続行。
正直驚いた。
「半分こ」ってのは恋人同士とか、家族とか、友人間ではするけれど、そうでない間柄では行わない事だと思っていたから。王子が嬉しそうに半分このお菓子を食べていたら、今度はOさんがやってきて羨ましいを連発。そして私と目があった。なので私も言ってみた。「半分こで良かったら、私のがありますから、半分こしましょうか?」と。大人の感覚を持つOさんなら「いやぁ…いいよ」と辞退するに違いないと思っていたら「全然OKだよ! 俺も食べたい〜」とおねだり。私はOさんと、お菓子を半分こして食べた。
君達、男子小学生ぢゃないんだよ。いい年した大人なのに、なんだよ……
内心でツッコミながらも「半分こ」して食べたお菓子は美味しかった。半分こって、自分の食べる量は減っちゃうけど、なんか美味しいんだなぁ。そう言えば、子供の頃は、なんでも弟と「半分こ」して食べていたっけ。果物も半分こ。お菓子も半分こ。ジュースも半分こ。半分こする楽しさを知っていることに感謝しなくちゃなぁ……なんてことを、ふと思った。
しかし、それにしてもフレンドリー過ぎる職場だ。おかげで「仕事しんどい」と言いながらも毎日楽しく過ごしている訳だが。武者小路先生も言っていたではないか。仲良きことは、なんとやら…と。さてと明日も張り切って働くかな……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。
【追記】
半分こに勝るとも劣らぬ美味は、人が食べているのを「ちょっと味見させて」だと思う。特に夜中のラーメンの味見は最高だと思う。