私は、とんとスポーツ観戦に興味がないので、オリンピックは1試合たりとも観戦していない。それどころか開会式さえ観ていない。私の預かり知らぬところで試合が行われて、知らない間にメダルが増えているという有様で、遠いところの花火を観ている心持ちである。
オリンピックには、まったくもって興味が持てないでいる訳だが、ぢつは私。密かにメダリストの親戚だったりする。親戚といっても、しょっちゅう行き来のある間柄ではなく、法事だの葬式だのという行事がなければ顔を合わせないという程度なのだが。流石に出場するのは知っていたが、それでもやっぱり観ていない。かの人がメダルを取った事は、翌日のヤフーニュースで知った次第。乙女な母も「へぇっ。○子さんは、さぞ喜んではるやろうねぇ。思えばあの頃は……」とて、メダリストの母の昔話を語る程度で、さほど興味はないらしい。
オリンピックに熱中できない奴は非国民……とは思わないが、社会人としては失格のような気がする。時事問題や、流行物などは、ある程度把握していてこそ、人との会話が成り立つのであって「自分は興味ないからいいや」では済まされないように思うのだ。以前の私は、そうぢゃなかった……たとえ興味が無くたって、プロ野球ペナントレースの順位くらいは知っていたし、それなりに流行物のチェックも余念がなかった。なのに、その辺のところが、年々ダメになっているような気がしてならない。
「人に迷惑かけてる訳ぢゃないし、まあ、いいか♪」と思う部分もあるのだけれど、現実問題として考えてみるだに、誉められたことではない。野生動物ではないのだから、やはり社会の一員としての自覚とか、協調してやっていこうという心構えは必要だろう。
日々、現実を生きているのに、どうも足元が浮ついているような気がする。そんなところに遠くの友人から電話アリ。久しぶりの声に嬉しくなった。友人の赤ん坊は、すくすくと成長しているとのこと。こういう話題は、いつ聞いても良い。お互い、軽く近況報告など。
ちゃんと現実を見据えて生きなくちゃ……と思うのだけど、もう少し夢を見ていたい……って部分もある。それも、これもほどほどにしないとなぁ。ふわふわしていないで、お風呂にでも入るか……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。