白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年06月02日(水) 不憫だなぁ…

長崎の小学生の事件、昨日も吃驚してニュースを聞いたのですが、今日はさらに吃驚。殺意があったとはねぇ。昨日のニュースを聞いたときに、サシで渡り合って殺しちゃってるみたいなので「殺してやろう」という意思はあったのだろうと予想はしていたのですが、そうキッパリ断言されると腰が抜けてしまいます。

小学校も6年生ともなれば、もう大人張りにドロドロした感情生活があると思われます。被害者と加害者は「仲良し3人組み」だったそうですが、あの年頃の「女子3人組」が上手いこといく訳がないってことくらい想像はつきます。そりゃあ、色々とあったのでしょうが殺しちゃうとはなぁ……

被害者と、そのご家族が気の毒なのは言うまでもないけれど、私は加害者の小学生も不憫に思えてなりません。日本に少年法がある限り、彼女はそこそこの処分を受けて社会に復帰するのだろうけれど、こんなに早い時点で「殺人」なんて罪を犯して、この先どんな風に生きていくのかな……と思うと、なんだか泣けてきて。

私は人間歴31年、社会人歴10年と、まだまだ若輩者だけど、今まで生きてきた道程を思うだに、これから先の人生が途方もなく長く感じられてウンザリすることがあります。定年まで頑張ると仮定しても「まだ30年」もある訳ですし、もしも80歳まで生きるとすれば「どんと50年」もある訳で「50年も生きなきゃならんのか」と思うと、面倒臭いような気がしたりもするのです。

こそこ波風立てずに生きていても、生きてるってだけで大変だし、面倒なのに、彼女はあんなに若いのに、大きな罪を背負って生きねばならないのだものなぁ……想像するだに大変そうで気が遠くなります。

同じ少年犯罪でも、酒鬼薔薇事件とは趣が違うだけになぁ……。被害者も加害者も不幸過ぎるし不憫過ぎる。正直なところ他人事とは思えないのです。

正直言って、すごく恐い。

人を殺すことの簡単さとか、その可能性とか。「自分は絶対大丈夫」とは言い切れないところとか。うーむ。イマイチ考えがまとまらないのだけれど、被害者のご冥福を祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年06月02日(月) 社員旅行レポート
2002年06月02日(日) 6月の花嫁

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