白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年06月02日(日) 6月の花嫁

6月である。6月といえばジューン・ブライド。6月の花嫁。

先日、電話で話をしていた友人が
今年は6月に結婚式が重なって、寿貧乏だと愚痴っていた。
私達の年代は「今年で30歳チーム」なので20代のうちに
……ってな感じで、結婚に踏み切る人が多いのだろうか?
私の親しい友人で結婚の予定があるのは今のところK嬢ただ1人。
なんだか甲斐性無しの揃い踏み…という感じで複雑な心境だ。

なんとなく結婚話で盛り上がり「理想の結婚」とかなんとか
そんな方向に話が流れていった。たわいない話である。
新婚旅行は、どこがいい…だの、式は教会式で…だの
ホテルもいいが、レストラン・ウェディングもイイね…だの。

ちなみに私は「結婚式」ってものに、あまり思い入れを持っていない。
「入籍」さえすれば万事OKぢゃないんだろうか? と思っている。
「理想の結婚像ってどんなの?」と聞かれて
そうだねぇ。チャーミー・グリーンの爺婆夫婦かなぁ……
年とっても手ぇ繋いで、名前で呼びあったりするんだぁ……
などと思っていることを言ったらば

「それは、それで素敵だけど、私が聞きたいのはそうぢゃないのよ」
「たとえば…ドレスとか着たくないわけ?」
とて、なにやら哀願するように聞いてくる。

何故、そんなに「熱く」なるんだ??
電話越しなので彼女の表情は分からなかったが
きっと捨て犬のように、ひたむきな瞳をしていたんぢゃないか思う。
やはり、結婚式続きで、ちょっと神経質になっているんだろうか(?)
仕方がないので、私は軽〜く「ちいさな夢」を語った。

そりゃぁ私は「ドレス好き人間」だからウェディング・ドレスは着たいよ。
だからって披露宴とか、式がしたい訳ぢゃなくてさ……
ウェディング・ドレスでダーリンにお姫様だっこしてもらったら
それだけで満足しちゃうなぁ……みたいな。

長〜い沈黙の後で、友人は言った。
「……ものすごい以外なことを聞いてしまった気がする」
彼女は、いったい、私の答えに「なに」を期待していたのだろうか?
「白蓮が…まさか、そんな恥ずかしいこと考えてたとは…驚いたよ」

……私だって驚いたよ。
彼女は乙女系だと思っていたが、実は現実的な女性だったようだ。
世間の独身女性は披露宴のシュチュエーシュンに対する夢は持っていても
「お姫様だっこ願望」なんてのは持ってないのだろうか?
……って言うか、私って…もしかして…馬鹿?

もっとも、よくよく考えてみると
彼女も私も結婚の予定など、どこを見渡してみてもなかったりするので
まったくもって、ど〜でも良い話だったりするんだけれども。
やたらと恥ずかしくて汗をかいてしまった。
キジも鳴かずば撃たれまじ…である。
これからは「隠れ乙女」と名乗ろうかのぅ。とほほ。

恥ずかしい話を書いてみたところで今日の日記は、これにてオシマイ。


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