和歌山旅行1日目。
午前10時駅前ロータリーに集合。高速をすっとばして和歌山市へ。まずはガイドブックで調べたラーメン屋さんへ。11時30分ラーメン屋到着。開店前だというのに、すでに行列が出来ていた。ぢつは私。行列してラーメン食べるのって初めて。なんか嬉しかった。開店直後の第一陣で入れた。ラッキー。小汚い食堂風の店内にお客さんがギッチリ。テーブルにはゆで卵、早ずし(サバの押し寿司)、めはりずし(高菜で巻いたお寿司)があって、客は自由に取って食べ、清算する時に食べたものを申告する……という方式らしい。Nさん&Iさんは「めはりずし」私は「早ずし」を食べた。ラーメンは醤油とんこつ味で、とろみのあるスープ。コテコテしてそうで驚いたが、食べてみるとそんなこともなくて、美味しかった。お寿司との相性もバッチリ。ちょっと行列したけれど、大満足で店を後にした。
ラーメンを食べたはいいが、次に行く場所を決めていなくて、とりあえずコスモス園へ行こうというと話がまとまったはいいが、コスモスの開花具合を電話で問い合わせてみると「いちおう咲いているが見頃は来週末」だと言われてガッカリする。仕方が無いので、ネットで調べていた「黒沢牧場」というところへ行くことに。ネット情報によると、ソフトクリームが美味しくて、600台の駐車場完備という観光牧場とのこと。観光牧場なら、市内からそう遠くもないだろう……と思っていたのだが、おおよそ国道とは思えない細い山道を登って行かねばならない、大変な山奥にある牧場だった。片側は崖だし、対向車との擦れ違いは大変だしガードレールはないし……という道を地元の人は60〜70キロのスピードで、ぶっ飛ばしていくのだから恐れ入った。
カーナビに頼っていたが、途中カーナビが動かなくなり四苦八苦したもみのの、なんとか到着。牧場の入り口には、小さな料金所があって、おばあさんが番をしていた。大人1人400円となかなかリーズナブルで素敵だったが、こんな山奥に人がワンサカ詰め掛けるとも思えず、経営は大丈夫なのかと心配したりした。実際、お客は、まばらだったし。牧場には牛が放牧されていて、ポニーなんかもいた。動物万歳の私はすっかり大興奮。ポニーと写真を撮っていたら、牧場主らしい黒沢さん登場。「そんなに恐る恐るしなくたって、触っても大丈夫」とポニーを撫でる。調子に乗って私もポニーを撫で撫で。ムツゴロウさん気分を満喫した。
ボソッと寂れた感じの売店で、ソフトクリームを食べようかと思ったが、ちょっと寒かったので牛乳を飲むことにした。1杯100円也。喫茶店にあるチープなガラスのコップに入った牛乳は珈琲フレッシュのように濃くて、ところどころ乳脂肪分の固まりが混じっていた。すんごく美味しくかった。牛乳を飲んでいたら、ふたたび黒沢さん登場。バラ園を観て行けだの、車で1キロ登ったところが展望台になっているから景色を見ていけだの、親切に教えてくれる。黒沢さん……ナイスキャラクター。黒沢さんのすすめに従って牧場を観てまわった。探偵ナイトスクープの『パラダイス』に推薦したいくらいの、素敵な牧場だった。
有田経由で加太淡島温泉へ。
有田はミカンとカキの産地で、途中にあちこちに無人販売所があった。これ見よがしにミカンが並んでいるので、どうしてもミカンが食べたくなり思わず購入。車の中でミカンを食べる。1袋100円のミカンは皮が薄くて新鮮で美味しかった。ミカン、カキ、彼岸花、コスモス……秋らしい景色を満喫。のどか過ぎるくらいのどかな風景の中のドライブだった。
5時過ぎ、海辺の宿に到着。海に沈む夕日が美しいと聞いていたのに生憎の曇り空。雲の間から見え隠れする夕焼け空は美しかったけれど、満足したとは言い難くて、ちょっと残念だった。露天風呂は、イメージ通りの「海が一望できるお風呂」で、とても良かった。滞在中、3度入浴。
夜は地元で取れた魚をメインにしたお料理だった。一応「女性客を意識した盛り付け」になっていたのだが、田舎っぽさが漂っていて、ひと皿の量がかなり多かった。正直なところ、リーズナブルな旅館のお仕着せ料理なので、期待していたなかったのだが、お魚が新鮮で想像以上に美味しかった。ものすごい観光地でもない分、漁港なだけに新鮮な魚が食べられるのだろう。たいして下調べをしていかなったにしては大当たりだったと思う。釣りポイントでもあるらしくて、海岸は釣り人がワンサカいた。
旅行1日目は、そんなこんなで楽しく終了。続きは明日書こうかな……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。