I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2025年01月05日(日) ■ |
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『rockin'on sonic』2日目 |
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『rockin'on sonic』@幕張メッセ国際展示場
ウェールズのひばりは今年も元気いっぱいでした! これからも元気でいて!
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Jan 5, 2025 at 23:34
大本命。新年早々マニックスが来てくれるなんて! 体力温存のためのんびり出かけるかと話していたら意外と出順が早く、しかもその前がジザメリだというので結局1日目より早く会場着。ウェールズ国旗をマントのようにまとっているひとがチラホラ。高まる〜。
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■THE JESUS AND MARY CHAIN(GALAXY STAGE) 朝(午後)イチの出演、大丈夫か……と思ったものの、屋内なので暗い。そして暗いところがよく似合う兄弟。ガラスの心の兄とマフィアルックの弟は共に歩んでいくのでした。しかしお兄ちゃんどんどんMELVINSのバズみが出てきたな…見かけも……。しかし変わらずギターは強烈。単音なのに音がぶっとい! 途中ギタートラブルがあったようですが、スタッフと相談するお兄ちゃんを静かに見守りいくらでも待つよ、とでもいうように落ち着いた風情の弟でした。で、お兄ちゃん大丈夫とかOKとかの前振りもなく、いきなり弾き始める。弟もそれが当たり前のようにすっと唄いだす。お兄ちゃんはともかく弟、大人になった……(そんなんばっかり)兄を守るのは俺、みたくなってる!
■MANIC STREET PREACHERS(GALAXY STAGE) あけましておめでとうございます! ウェールズのひばりは年明けから全開! 恒例ジェイムズの「お元気ですか!」の挨拶から快活にスタート。キビキビハキハキ、はあ〜気持ちがよい。カメラマンピットにはミッチさんの赤いキャップがチラチラ見える。いつもの風景にうれしくなる。12曲やったんだけど体感時間短かったな……わあんもう終わり? って。ジェイムズいつでもキビキビ働くから曲間も短いのよね……。 しかしなかなか珍しいセットリストだった。初っ端からの「You Love Us」にはこいつぁ春から縁起がいいやねってな盛り上がりでしたが2曲目がなんと「La tristesse durera」。そして「From Despair to Where」からの「Yes」!!! 正月から! これを!! やるか!!!(歌詞参照) 後述のsetlist.fmによれば、前回演奏したのはなんと2015年。ほぼ10年ぶり……『THE HOLY BIBLE』再現ライヴツアー以来ということか。ちなみにこの再現ライヴ、マニックスの3人だけでやりきったのだった。二部構成の後半、『THB』以外のナンバー4曲にはサポートが入った。4曲の演奏だけのためにサポートを連れてきてくれた。 当時はほぼ全てが詞先、特に『THB』はリッチーの精神世界が色濃く反映されている。符割何それとでもいうように溢れるその言葉に、ジェイムズは音をあてていった。「曲作りも難しかったし、ましてやそれをライヴで演奏し同時に唄うなんてすごくたいへんなんだよ」と話していたのを憶えている。そして「でもそれを嫌だと思ったことはない。あの詞を歌にするんだから」ともいっていた。「リッチーは日本を愛していたよ」とニッキーがさりげなく話したように、彼らはいつでもリッチーが傍にいることを伝えてくれる。 今回は近年不動のサポート、ニックとウェインが全曲参加。「Yes」のギターもウェインがフォローしていた。「A Design For Life」のリフは全部ウェインが弾き、ジェイムズがコードを弾いていた。ちょっとホッとするよね、今迄が負担デカすぎたんや……あれが普通だと思ってちゃいかんのよ! ジェイムズがすごすぎるんだよ! ウェインはアコギも弾くしコーラスも担当、静かな佇まい乍らサビでジャンプしたり手拍子を促したりと最年少らしい若々しさねと思っていたら彼にも白髪が増えてきてて歳月……! となる。マニックスの3人はともかく、ウェインもそんなになったか〜。共に白髪の生える迄が現実になりつつある。皆元気でいて! こっちも元気でいたい! で、多少(多少ね)余裕が出来たジェイムズが、エフェクターボードに釘付けにならずに済んでいるので広いステージを歩きまわる場面もあり、ソロのとき何度も下手側に来てくれた。しかし気ままに動くからなのか照明が追いつかず、真っ暗ななか弾いていた。で、ピンスポがようやく追いついたらもうそこにはいないの。機敏。「東京で買ったギターで演奏するよ〜」という場面もありニッコリ。マニスエ歌合戦(後述)で来日したときお買い物したのね。 そうそう、「Motorcycle Emptiness」時のシンガロングの指導が面白すぎた。サビのとき右! 左! と交互にフロアを指差し(というかパンチする勢い)「ヤー(唄ってといってるっぽいんだけどどうにもSing! に聴こえない)!」みたくシャウトするジェイムズ。客をサボらせない。いつでもどこでも元気いっぱいのジェイムズでした。見習いたい。 それにしてもボビーといいジャーヴィスといい今回指導が多く入ったな。新年のやる気? ジェイムズのことばかり書いているのは下手側前方にいたのでニッキーが1割くらいしか見えなかったからです。ステージ奥にいるショーンもほぼ見えず。音は満喫しました。 一昨年のマニスエ歌合戦に続き、最後は「If You Tolerate This Your Children Will Be Next」。やはり強いメッセージを感じる。ボビーのいうとおり、。何しろ「Yes」をやりましたし、正月ボケも吹っ飛びましたよ。新年から身が引き締まる思いでした。 --- ・Setlist┃setlist.fm 01. You Love Us 02. La tristesse durera (Scream to a Sigh) 03. Decline & Fall 04. You Stole the Sun From My Heart 05. No Surface All Feeling 06. Motorcycle Emptiness 07. From Despair to Where 08. Yes (first time since 2015) 09. A Design for Life
10. Little Baby Nothing (International Blue) (Motown Junk) 11. Your Love Alone Is Not Enough 12. If You Tolerate This Your Children Will Be Next --- Note: "International Blue" and "Motown Junk" were on the setlist but weren't played due to time constraints --- 安心と信頼のsetlist.fm、どんなネットワークなのか謎。当初の予定より2曲削られたのが残念! そして今回引用が不明なのなー。セトリには必ずニッキーが引用したテキストが入るのです。SNSで見かけた画像はぼやけて見えなかった。誰のテキストだったんだろう。
ソニーさんマメで有難い! 新譜も楽しみです!
・マニックスの新章がrockin’on sonicで始動! 3年ぶりの新作『クリティカル・シンキング』リリース直前でどんなステージを見せてくれるのか、そして来日への期待をジェームスに訊いた ┃rockin'on 新年最初の数日間をいつもと同じ気晴らしと実存主義で過ごすよりも、アメージングな国でアメージングなライブをやって気晴らしをした方が全然気分が晴れると思ったんだ。 「You Love Us」をやらないと正気を失うと思われている。だから一曲目だったんだろうか。あと「A Design For Life」はウェールズの国歌なのでやりますよね(真顔で)。レモンツイッグスとデスキャブのサインはもらえたかな? ところでジェイムズ、ホントにジャガイモが好きなんだな…チップスも自作するもんな……(ミッチさんの写真集参照)。
ショーンマジでカストロに似てきたよねなどと話して大ウケ。バチカンのエクソシストからカストロに……SEGAのニット帽被ってたロン毛のあの子が! しばし休憩して次に臨みます。
■DEATH CAB FOR CUTIE(GALAXY STAGE) 「The New Year」をNew Yearに聴けた、エモい(またか)! ハードコアエモのサウンドに、PET SHOP BOYSのニールさんばりのヴェルヴェット美声というギャップ。そして美メロ。こちらもお噂はかねがねだったのだけどライヴ体験出来ていなかったバンドです。ツインベースで演奏する楽曲も。よかった…リズムが面白いね……。
■CIGARETTES AFTER SEX(COSMO STAGE) チルアウト気味に観られるかなと思って寄ったら熱狂的なファンがいらっしゃって悲鳴のような歓声が上がっており、ゆったりめな曲でも非常に熱い現場でした。
これにて終了。翌日の仕事始めに備えWEEZERは諦め、海浜幕張駅前のサイゼリヤで打ち上げして帰りました。
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お食事。「想いの茸」でした、失礼しました! 北海道中標津産ブランド椎茸だそうです。バター醤油焼きの他にもチーズ焼きとかあってどれもおいしそうだった。 雑煮もおいしかった。ウチの雑煮も鶏なんで馴染み深い味でした。伊勢海老雑煮もあったけど価格に怯んでやめときました(笑)。 シークヮーサースカッシュとかクラムチャウダーとか、つめたいのとあったかいの両方楽しめるのもよかったなあ。展示場のカフェテラスも開いていたのでコーヒー飲みに行ったりしました。休める場所が沢山あるっていいね…混雑しすぎないっていいね……。示しあわせていなくても知人友人に遭遇出来るくらいの人出でホント快適だったし楽しかった。
“主に90年代から活躍しているオルタナティヴロックに特化した洋楽”というある意味偏ったセレクトなので、リスナーの嗜好も近い。よって「地蔵」(根に持つ)がいないというのもよかった。来年も期待してます! インタヴューで山●が当初のプランにはスマパンが入っていたといってたんで是非呼んでください! そんな思わせぶりな、生殺しみたいなこというってことは望みありってことよね……実現してくれ!
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