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2023年08月31日(木)
『ハント』ジャパンプレミア

『ハント』ジャパンプレミア@T・ジョイPRINCE品川 シアター3


普通にとれたのでラッキーくらいに思っていたが、とれなかったという嘆きや転売にごっそり出ているという怒りがSNSのTLにザーッと流れてきてそ、そんなだったの!? と慄いた…確かに今のジョンジェさんが置かれている状況を考えると、席数210じゃ全然足りないよね……。空席がなかったのは良かったけれど、ということは数々の転売が成立したということでもあり、複雑な気分ではあった。前2列はマスコミ用。

客席は落ち着いた、敬意に満ちた雰囲気。司会は奥浜レイラさん。的確丁寧な質問と進行、とてもよかったです。レポートは各メディアから出ているので、それを抜粋しつつ感想つけていきます。

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・イ・ジョンジェがジャパンプレミアに登壇!『ハント』撮影秘話を語る┃SCREEN ONLINE

ほぼ全文! ジョンジェさんが話した内容についてはこれを読めば充分。第一声が日本語の「こんばんは」だったんだけど、いやー声がいい。知ってた。いや知ってても実際聴くと声がいい。倍音出てるみたい。ホーメイ唄わせたい。

(カンヌ映画祭では)序盤のアクションシーンが終わって『HUNT』と映画のタイトルが字幕で上がった時に、観客の皆さんが拍手をしながらわーっと歓声をあげてくださったんですね。
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この発言を受けて奥浜さんが「日本では(静かに鑑賞するので)そういうことってなかなかないですけど、今日は拍手しちゃってもいいんじゃないですかね」といったんだけど、実際観たら銃撃戦の迫力と登場人物の緊張感に満ちたやりとりがすごくて拍手するような余裕はなかったよ……。ひいい、こんなバッチバチのとこでタイトル出す!? と鳥肌たったけど。上映後には拍手が起こりました。

(ダブル主演を務めたチョン・ウソンとは)本当に親しい同僚であり、親しい友人であり、そして今はご近所さんでもあるんですね。すぐ隣に住んでいる隣人でもあるので、なかなか複雑ですね(笑)。
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「チング」っていったのは聴きとれた。すごいはにかんで、困ったような表情をしつつ話してた。客席のあちこちから「ほわあ…」といった囁きとため息が聴こえてきました。お隣さん(にっこり)。

チョン・ウソンさんは本当にかっこいい俳優です。そして、これまでもかっこいい素敵な映画にたくさん出演してこられました。今回の映画では、チョン・ウソンさん自身が見ても最近撮った作品の中で一番かっこいいなと思えるような作品、また観客の皆さんにとってもチョン・ウソンさんの作品の中でも本当にかっこいいなという風に思っていただけるような作品にしたいと思ったんです。
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何回「かっこいい」といったか(笑)。

どうすればより正義感にあふれたキャラクターとして見せることができるのか、またどうすればより迫力のある男として描くことができるのか。そしてまたどうすれば、より胸の痛い、そんなキャラクターとして余韻を残すことができるのか、そんなことを様々なことを悩みながら現場でも本当に多くの会話を重ねながら、ワンシーン、ワンシーンひたすらチョン・ウソンさんをかっこよく撮りたいという一念でこの映画を撮りました
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正義感にあふれ、迫力があり、胸の痛む、余韻を残す人物像。実際観て、もうそうとしか……! そしてジョンジェさん自身が演じた人物も同じくそうだったよ!

(東京のシーン)撮影は釜山のとある道路を使って行いました。交差点の何箇所かを車両統制をして撮ったのですが、日本は車両の道路の向きが韓国とは逆ですよね。なので、週末に撮影許可を取って、道路の車両統制をして、逆方向に車を走らせて撮影をしました。その場所で銃撃戦の撮影もしましたし、日本から20台ほど車を持ってきたのですが全て壊してしまいました。
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東京での撮影はコロナ禍で断念、その分制作費が嵩んでしまったそうです。そこでふと思う、日本以外で左側通行・右ハンドルってどこがあるんだ?

・日本はなぜ左側通行・右ハンドルなのか┃レイズ
気になって調べてしまった。日本以外にも結構あるんですね、理由も歴史も興味深い。欧州ではイギリスだけが左側通行。

(東京シーンを)日本の観客の皆さんにどんな風にご覧になっていただけるのか分かりません。僕たちは撮り終えた後に『それなりにそれらしく撮れてるんじゃないかな』と思ったんですけども、日本の皆さんにはぜひ注意深く観ていただければと思います
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釜山に東京、しかも80年代のセットを組んだ訳で、大変だったろうなあ。「それなりにそれらしく」撮れてたと思います! てか観ててこっちが思い出すことも多かったわ、90年代でも道路に売店とか屋台あったなあって……。ラーメンはわからんけど磯辺焼きの屋台とか、いつくらい迄あったっけ?

お寿司屋さんもすでに予約をしています。そして先程は美味しそうなとんかつサンドを持ち帰ろうと思ってバッグの中に忍ばせました(笑)
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「バッグの中に」といいつつポケットの辺りをポンポンするジェスチャーかわいかった。かつサンドといえばあそこのですかね? 皆さん頭に浮かんでいると思いますが、との奥浜さんの言葉を通訳さんに聴いて、またポンポンしてた(微笑)。
今の状況のなか、お寿司を楽しみにしているといわれると、有難うという気持ちと不安にさせて申し訳ないという気持ちが同時にわくわ……。

日本でやはりこうして直接ファンの皆さんにお会いすることができて、本当に本当に嬉しいですし、いつも感謝の思いを持っているんですが、それをいくら言葉で伝えて表現しても十分ではないという風に感じていますので、感謝の気持ちと同時に申し訳ないすまない気持ちも持っているんですが、でも今日こうして皆さんに直接お会いすることができて、胸がジーンとするような感じもありますし、本当に胸がいっぱいです。今日は本当にありがとうございました。
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撮影中の『イカゲーム』シーズン2の現場から、スケジュールをやりくりして来てくれたそう。しかもこんなこといわれちゃあ……。申し訳ないとかいわないで! 感謝するのはこっちです!

・「ハント」イ・ジョンジェ、「イカゲーム」チームにねだって来日「本当にうれしい」(ジャパンプレミアレポート)┃映画ナタリー
「ねだって」っつってましたね……。実際にそういったのか通訳の方の巧さかはわからないけど、「お願いして」と訳されてるとことは別に「ねだって」と訳されてて、この「ねだって」っていうのがもうジョンジェさーん! て感じでニコニコしました。

・「取材レポ」イ・ジョンジェ初監督作品映画『ハント』日本公開記念ジャパンプレミアで来日!「大切な日本のファンと日本で会えてとてもうれしいです」┃コレポ!
フェイクニュース、誤った信念は「まるでおまじないをかけられるよう」。何を信じて行動するか、その結果どんな苦痛がもたらされるか。それを描いた作品でした。

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あとはなんだ…やっぱ出てきたときのオーラというか輝きがすごかったですね……。思えば実物見るの初めてだったのですが、実際に全身をひきで見ると背ぇ高! プロポーションいい! とわぁ(ちいかわ)となった。ピンクのジャケット、ゴールドのネックレスと、カジュアルなのにフォーマルに見える着こなしの巧みさにも参りました。

日本語の質問が訳されている間はニコニコと客席をよく見ており、手を振っているファンに手を振り返したり、ファンが掲げているハングルを読んで目をパチクリされたりうんうんと頷いたりしていました。

そうそう、印象的だったのは、警備というか護衛の多さ。ボディガードらしきひとが4〜5人いて、ステージの両端から客席に目を光らせていました。舞台挨拶ってそんなに行かないのでわからないんだけど、いつもこんな感じなのか? いやしかし昨年レオス・カラックスが来たときとかスパークスが来たときはそんなことなかったよな……。

『イカゲーム』でエイジアン初の主演男優賞を受賞、『スター・ウォーズ』シリーズのドラマ「The Acolyte」への出演も決まっている(もう撮影も終わったかな?)、今のジョンジェさんの立場を垣間見たような思いもしました。

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合同記者会見の模様はこちら。

・イ・ジョンジェが初監督作「ハント」ひっさげ来日、“盟友”チョン・ウソンとのぎこちなさ明かす(記者会見レポート)┃映画ナタリー
こちらでも“間違ったイデオロギー”の話を。

・イ・ジョンジェ、初監督映画『ハント』の宣伝と「スター・ウォーズ」作品の準備「同時進行だった」┃ORICON NEWS
ご本人も環境が大きく変わったことに驚きと戸惑いがあるようです。

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プレミア前に『5時に夢中!』に出演。画ヅラがすごい。サインがデカい。





ご本人のinsta。短い滞在中、少しでもゆったりと日本での時間を楽しんでおられたらいいなあ。


映画の感想は公開後に。
「北側のスパイを探せ」って話ではあるけど、それじゃ済まないんだよ…あんな展開になるとは……。
あとカメオ出演の多さよ。えっあのひとが、台詞もなく、こんな短いシーンに!? ってのがドンドコある。絶対見逃してるひといる。公開されたらまた観に行きます。