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2019年10月04日(金) ■ |
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Rugby World Cup 2019 南アフリカ対イタリア |
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Rugby World Cup 2019 南アフリカ対イタリア@小笠山総合運動公園 エコパスタジアム
ワラビーズのキャンプ地が小田原だった縁で、いろんな企画があったんですよ。
現地観戦に味をしめ、急遽行くことに。往路は小田急線で小田原、そっから東海道線で熱海−愛野と乗り継いで行きました。5時間かかった。列車でのろのろ行く旅を久々に堪能。熱海あたりからアイルランドやスコットランドのユニフォームを着たひとたちが乗り込んできました。スコットランドのひとたちは当然のようにキルト着用。アイルランドのひとたちは両手に袋いっぱいのお酒とお菓子。会場には持ち込めないから、入場前に余裕で食べきって呑みきるんだろうなー。それにしてもこの量(笑)。腰にカツサンド提げてるひとに目が釘付け、かわいいな! 遠足っぽいな!
三島、沼津あたりからも外国人客が乗ってくる。観戦前に観光とかしたのかな。静岡になると南アフリカやイタリアのユニフォームも増え車両はぎゅうぎゅう。熱海からだと余裕で座れていたのでこれはラッキーでした。お酒とお菓子でいっぱいの袋を持っていたひとたちは、混んできたらすぐ袋を移動させていて感心した。慣れてらっしゃる。この辺りになってくるともう乗客はほぼ100%エコパへ向かうひとたちで、陽気に唄う外国のひとたちをニコニコと見つめる日本のひとという図式があちこちで見られました。楽しい。
まーそれにしても皆さん隙あらば唄う。ラグビーといえば歌、といわれますが、その根拠を目の当たりにした思いです。
静岡県からか袋井市からか、「来場の皆さまへのお礼とおもてなしとして、試合終了20分後に花火を打ち上げます。ごゆっくり〜」というアナウンスがあり、「退出者を分散させる狙いもあるのかなあ」と思いつつもせっかく来たからには花火も観たい。時間を気にしつつも結局は花火も堪能、いやあ、いいですねえ。花火をバックに自撮りしている外国人も結構いました。近年記号化してきた「おもてなし」という言葉の原点に思いを馳せる。
スタジアムを出たときは「このひとの多さ…さばけるのか? 最終便に乗り遅れたらどうしよう……」と不安になったものの、警察とJR職員とボランティアの方の連携がすばらしく、なんだかんだで出発15分前には掛川駅の新幹線のホームに入れたし、発車もあとからくるひとのためにちょっと遅らせてた。臨時便は1本だったので座るのは無理かなと思っていたけど、席に余裕があり全員座れていたようです。どのくらいのひとがどのくらいの流れでどのくらい乗るか、完璧にシミュレーション出来ていたということですね。プロの仕事を見た。そして新幹線がくると喜ぶ外国人。やはり人気がある。臨時便のこだまが着く前に、のぞみが猛スピードで通過したんだけど「Wow!」とか歓声あがってました。
いろんな国のユニフォーム、いろんな国旗のマント、いろんな選手のお面(笑)をまとったひとたちも帰りはぐったり、すやすや。静かな車両で静かな興奮を胸に楽しい生観戦は終了となりました。
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