初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2018年04月13日(金)
AIMING FOR ENRIKE JAPAN TOUR 2018

TONE FLAKES VOL.125 AIMING FOR ENRIKE JAPAN TOUR 2018@THREE

ノルウェーのツーピース(G×Drs)インストバンド。彼らのことを知ったのは昨年、まさに初来日してたときで、どうにもこうにもスケジュールの都合がつかずライヴはおあずけ。あー今度いつ来るかなあなんて思っていたので、こんなにはやくまた来てくれるなんてうれしい! FLAKE RECORDSのダワさん感謝! そのダワさんもこういうとりまして、もうこの規模では観られないかもなあという勢いのツアーになっているようです。初日以降、TwitterやInstagramで動画とともにみるみる評判が拡散されていくのを見るにつけ、SNS時代の音楽の聴かれ方とその情報が伝わるスピードを実感してもいる。またそんな時流に乗れる特性というか、このライヴは逃せないと思わせるインパクトを持っているバンドです。

いやはやすごかった。フロアが混んでて視界がほぼなかったのでどう演奏してるか確かめるのは諦めて踊りたおしていたのだが……てかそうなのよ、めっちゃ踊れる! マスな手法を使いつつも、ライヴだとビート/ダンスミュージックな感触が強い。Gがエフェクターを駆使し、リアルタイムでバンドサウンドを組み立てる。このリアルタイムってのが凄くて、テクノやエレクトロニックのアーティストやDJのように、ワンステージでひとつの作品となるような流れも作ってしまう。リフとリズムで曲間を繋ぎ、グルーヴの圧をあげていく。シンクロするようにフロアの熱もじわじわとあがる、そしてブレイク、歓声とともに手があがる。

ルーパーでリフを重ね、オクターバーでベースの音域もカバーするから音が分厚い。しかしそこ迄はわかってもどこをどうやればああなるのか……エフェクターでエフェクターを操作するというか演奏もするので、ギター本体を演奏してない箇所も多い。その場合、足より手の方が早いし確実なのでしゃがみこんでの演奏(操作)になり、ステージ上のヴィジュアルが地味になる。というか後方からだとステージにいるひとが全く見えなくなる(笑)。そうなるとひとり残されているように見えるドラムを注視することになりますが、まーこのドラムがまたすごくてな。インプロ部分もあるのかもしれないが、ギターのリフパターンが出来あがる(つってもそれがまたすごい早くて驚愕)迄の繋ぎを繋ぎと感じさせないリズムをすいすい叩きだしていく。変拍子もつんのめりがなく、そういうところもマスとはちょっと違う…そしてよくいわれているようにBattlesやLightning Boltと方法論は通じるものの、ノリとしてはやっぱりダンスミュージックだろうか。やっぱ踊れるバンドはドラムがだいじ! Adebisi Shankを思い出すところもありましたが、彼らよりバカ度は薄いです(笑)。というかメンバーの皆さんはシャイな感じでしたね、MCもはにかみながらThank youとかありがとうとかOne more song! とかぼそぼそっというの。あんなすさまじー演奏しててこれだもの、微笑ましいわー。

いやーすごかったなー。Warpからスカウトきちゃうんじゃないのとか思っていたらダワさんがこんなこといってて苦笑した。いやもうダワさんの情熱にはホント頭がさがる。有難うございます……。今回専任のPAも同行してくれてたそうなんですが、それもあってか鳴りもよかった。LITEも格好よかったです! いい相性の対バンでしたよね。AFEのG、Simenと並んで観ました(笑)。気づいたら隣にいてビックリした。

-----

その他。TwitterとInstagramも、投稿数が多くてどんどん流れていっちゃうからあとで探すのたいへんなのでまとめさせてください……。

・転換(意図したかはわからないが流れ的にAFEの出囃子になった)でBeastie Boysの「Sabotage」がかかってアガった〜、フロアで聴くと嬉しくなるな


セットリストあげてる方がいらっしゃった! 終了後はエフェクターの前にひとだかり、撮影しているひともたくさん。こういうところは小バコというかライヴハウスの醍醐味ですね


ライヴが終わったらすぐにこういう感想や動画がどんどん流れてくる。このバンドが今日本でツアー中、近くの街にも来る、となれば行ってみたくなるでしょう? こまかく小さなハコをツアーするインディーバンドにとって、こういう機動性は助けになるのではないだろうか。リスナー/ファンがバンドをサポートするひとつの方法にもなる。勿論アーティストやイヴェンター側が撮影を禁止していたら撮ってはダメですよ

無事来日!今回は専属PAも居て万全の準備。明日から怒涛の13連ちゃん!バンド3人と俺の4人旅!東京大阪にFLAKEからの7インチリリースも決まったLOVE SPREAD電撃飛び入り決定!全公演チケットあります! AIMING FOR ENRIKE JAPAN TOUR 2018 TONE FLAKES Vol.125 http://www.flakerecords.com/news_toneflakes125.php ▶▶4月4日(水)広島 / CLUB QUATTRO [LIVE] AIMING FOR ENRIKE あき缶 dréve nilgrowth BLANK DESTINATION ▶▶4月5日(木)高知 / CARAVAN SARY [LIVE] AIMING FOR ENRIKE nim title 突然少年 ▶▶4月6日(金)大阪 / JANUS [LIVE] AIMING FOR ENRIKE tricot ▶▶4月7日(土)大阪 / 味園ユニバース AIMING FOR ENRIKE tricot DENIMS ドミコ 愛はズボーン Tempalay TENDOUJI プププランド Special Favorite Music ▶▶4月8日(日)京都 / METRO [LIVE] AIMING FOR ENRIKE tricot NINGEN OK ▶▶4月9日(月)東京 / FEVER LIVE] AIMING FOR ENRIKE tricot LOVE SPREAD🆕 ▶▶4月10日(火)東京 / WARP [LIVE] AIMING FOR ENRIKE NENGU skillkills ▶▶4月11日(水)横浜 / B.B.STREET [LIVE] AIMING FOR ENRIKE STORM OF VOID (O.A.)valows ▶▶4月12日(木)埼玉 / KYARA [LIVE] AIMING FOR ENRIKE WOZNIAK SPARK!!SOUND!!SHOW!! avengers in sci-fi ▶▶4月13日(金)東京 / THREE [LIVE] AIMING FOR ENRIKE LITE ▶▶4月14日(土)静岡 / FREAKYSHOW [LIVE] AIMING FOR ENRIKE nengu qujaku Meat Goodbye pug3 ▶▶4月15日(日)岐阜 / ANTZ [LIVE] AIMING FOR ENRIKE my young animal THE T.V. DINNERS nengu me ▶▶4月16日(月)大阪 / FANDANGO (過去公演見た方全員対象で2000円ディスカウントあり) [LIVE] AIMING FOR ENRIKE (ONE-MAN) (o.a)LOVE SPREAD🆕 #flakerecords #aimingforenrike

TAKAHIRO WADAさん(@dawa_flake)がシェアした投稿 -


左からGのSimen、PAのEspen、DrsのTobias。ノルウェーのひとだと名前の発音どんななのかな?


ハンサムなEspen、この日が誕生日だったそう。ダワさん今回ドライバーも務めてるからお酒呑めなくて気の毒。tweet見てるとすごく気を配ってアテンドしてるし、もう感謝しかない……無事ツアーを終えられますように!


ツアーが始まる前にこれ観て(聴いて)すっごい楽しみにしてた「Louis Cole」、やってくれたよ! この流れすごかったなー! それにしてもこのタイトル……いや、現在わたくしKNOWERにどハマりしてるんですが、Louis Coleってここのメンバーというか中心人物なんですよ。ソロ活動もユニークで、セッションドラマーとしても各方面で活躍してる。彼以外に考えられないんだが……なんなの? 接点あるの? どうしてこのタイトル?! 気になるううう

・Aiming for Enrikeのライブみてきたよ!-Aiming for Enrikeのギターの多分どこよりも詳細な解説-│ギター女のいろいろブログ
素晴らしい解説。こういうプレイヤー視点のアナライズは手間もかかるしまとめるのもたいへん。書き手さんの愛情も伝わるし、読めてほんとうによかった。有難うございます〜(とここでひっそり)。
そうそう、あの編成であれだけ低音効くのはすごいよね。そしてドラムは寿司のことを考え乍ら叩いていたってのもスゴい(笑)

おまけ。この日の会場、THREEだったんですが何故かGARDENのことをTHREEだと思い込んでて、着いたら「本日の出演:山崎まさよし」って書いてあってめちゃめちゃ狼狽えた。てことはGARDENだと思ってた方がTHREEか?! と慌てて移動したらそうだった。開演に間に合ってよかった。そもそも当日一週間前くらい迄FEVERでやると思っていた。ダメすぎる…行く前にチケット確認つってもそもそも会場名を間違えて覚えていてはどうしようもない……