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2014年08月10日(日) ■ |
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DE DE MOUSE in Planetarium 2014『planet to planet』 |
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DE DE MOUSE in Planetarium 2014『planet to planet』@日本科学未来館 ドームシアターガイア
北とぴあから未来館に会場が移りました。北とぴあのプラネタリウムなくなっちゃったんだよね(現在は多目的ホールとして使われているとのこと)。あのちょっと前時代な雰囲気、好きだったなあ。素敵な時間を有難うございました。
それにしてもいちばん雨風が酷い時間に東京テレポート駅から未来館迄歩くことになったのは苦行であった。べしょべしょじゃ。到着すると、これから入場を開始しますと丁度スタッフがアナウンスしているところでした。通常の開館時間のあとの催しなので、ライヴに来たひとは外に並んで待っていたんですね。屋根があるところとは言え、激しい雨風のなか待たせっぱなしのは申し訳ない…と言うことで、早めに開場してくれたそうです。ご配慮有難や。しんとした館内に入り、七階のドームシアターガイア迄エレベーターで移動。こういう、閉館後の美術館とかホールに入るのって探検みたいでワクワクします。
しばらくホール周辺を散歩したあと3Dメガネを受け取り入場すると、スタッフの方の説明が始まっていました。途中からだったので詳細を把握出来なかったのですが、プラネタリウムの3Dプログラムを投影してライヴをする予定が、そのプログラムに音を足したり引いたりするのは契約上出来ないと言われたってことだったのかな? なのでまず3Dプログラムのみを観て、その後2Dプログラムをともにライヴをする、と言う二本立てになったようです。デデくんも出てきて「ここでやるのは夢だったので、実現して本当に嬉しい」「僕のライヴは3Dプログラムじゃ出来なくなったけど、ほら、僕自身が3Dですから(笑)肉眼で見ても3Dだし、メガネで見ればもっと、ほら、3Dに…それはないか」とご挨拶。和む。
と言う訳でまずは3Dプログラムから。星の動きが立体的なので、星が自分に向かってきたり、遠ざかっていく様子の臨場感がすごい。無重力に放り出されたみたい。視覚の錯覚だけで身体が浮いた気分になるんだなあ。台風による気圧変化のせいか体調がイマイチで、画面酔いしそうになる。やばいと思って意識的に目のピントを合わせたり緩めたりしてしまった。いやーしかしすごかった。コンディションのいいときにまた観たいです。
続いてライヴプログラム。「もし自分が蒸発してしまったらどうなるだろう?」「ライヴの時間になっても会場に来ない、電話を掛けても出ない、DE DE MOUSEはどこに行ってしまったのか」……演奏前、デデくんがちょっと話したコンセプト。機関車の汽笛の音が鳴り響く。お、銀河鉄道に乗ったのかな。夜空のなかへと旅に出ます。映像の精密さに演奏がピタリと合った感じでした。星空(の映像)を見乍ら聴く雨音(の演奏)。夜空の向こうから聴こえるお囃子、こどもたちの声。虫の羽音。言葉の判らない歌声。地上は見えない。地球も見えない。見渡す限り星の海、あの音楽は何光年も前の場所から届いたのかも知れない。それは旅情か郷愁か、懐かしくも未知な曲の数々。まさに夏の夜の夢にふさわしいひととき。
北とぴあで何度か観たプラネタリウムライヴはアンビエント色豊かな曲調がメインでしたが、今回はダンサブルなナンバーもあり、ときどき椅子から腰が浮きかけた(笑)アガるわー。木管楽器のサンプリング音が新鮮でした。
客電がつき退場。序盤は「きれい!」「何あれ?」と無邪気に声をあげていたこどもたちがぐっすり眠っておりました。起こすのが可哀相なのか、親御さんたちが困っていた(笑)。いやー、デデくん本人も言ってたけどこれは寝てしまうよね、あまりに気持ちよくて。自分も何箇所か意識飛んだ気がする。数秒だか数分だか時間の感覚も判らなくなるな。プログラムは一時間くらいだったそうだけど、長くも短くも感じたなあ。とにかく気持ちよかった。びっしょり濡れた服も乾いておりました。納涼〜。
ツアーが進む毎に楽曲が追加されていくUSBカードアルバムを購入。ダウンロードしてみると1、4、7、10のトラックが入っていました。トラックが追加される毎にお知らせがもらえるよう設定。旅が進むにつれ、曲も増えていく。楽しみ。
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