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2014年03月15日(土)
『ホビット 竜に奪われた王国』『遠景の音楽〜弦楽三重奏のための夜想曲〜』

『ホビット 竜に奪われた王国』(HFR3D)@新宿ピカデリー シアター2

ピカデリーでHFR3Dを観たのは初めてだったんですが、前回(『ホビット 思いがけない冒険』)TOHOシネマズで観たときと勝手が違いまして…TOHOシネマズだと貰ったメガネそのままかければよかったんだけど、ピカデリーでは各自電源入れてくださいと指示があって(メガネにスイッチがある)、電源入れたのに3Dにならなかったの。あれ、私のだけ故障?と戸惑ったんだけど、周りが皆あれ?あれ?となってて、「3Dにならないよ」とか「どうしよう、交換してもらった方がいいかな」なんて声が聞こえてくる。結局オープニングタイトルが出る迄その状態で、序盤の数分は全く頭に入らなかったわ…何だったのー!

一斉になおったっぽいからメガネ本体ではなくシステム上のトラブルだったんだろうけど、メガネの故障だった場合、開映してから席を立ったり入り口付近にしかいないスタッフを呼びに行ったりと言うのは結構ハードル高い。その間上映を中断する訳にもいかないだろうし…難しいところだなー。あと今回初めて気付いたが、ピカデリーのメガネって重い(電源とかなんか装置入ってるから?)。体調よくないと結構負担に感じた…頭痛がー。うーむ。

と言う訳で、最初酒場でガンダルフとトーリンは何を話してたの?だいじなことだったらどうしようーてな導入だったのですが、その後は長さを感じないわくわく展開でした。樽に入って川下りしたい!

原作未読なもんで今後の展開は勿論知らず、わたくし現在トーリンへの不信感でいっぱいです。そんなトーリンをたしなめる年長さんの言葉が重いわ。そしてドワーフって諦めるの早くないか…あの鍵のとことか。そういう気質の族ってことでしょうか。あとひとんちにずかずか入り込むのとか(笑)最初の方で家を閉め出されたひとぐま?かわいそう!自分ちなのに!しかも翌朝自分を閉め出した連中をもてなしてるし!ひとがよすぎる(ひとじゃないけど)!あと指輪、今のとこ便利アイテム過ぎてこれ捨てなくていいんでないの…と思ったり。そういう便利が疑心暗鬼やら不信やらを呼んで手に負えなくなってしまうんだろなーってのは察せられるので、なんか今後つらい展開になりそうだわと暗澹たる気持ちに。

ドワーフ中めっちゃ輝いてる!何このイケメン!と前作非常に印象に残ったキーリ(エイダン・ターナー)、恋バナからめて見せ場が増えてた。何か意図があるのか…いや、楽しく観ました(笑)眼福でした。

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高橋徹也『遠景の音楽〜弦楽三重奏のための夜想曲〜』@下北沢SEED SHIP

Vo、G:高橋徹也、Pf、Perc、Arr:佐藤友亮(sugarbeans)、Vn:矢野小百合、Vla:田中詩織、Vc:今井香織。前回と同じ編成で、内容はゴリッとグレードアップ!本領発揮!と言う印象。ストリングスアレンジによって既存曲の新しい側面がざっくざくに引き出されている。同時に曲本来の魅力を再認識出来る。このシリーズは継続していくんじゃないかなあ、と言うか継続してほしいなあ。

アコースティックな音と高橋さんの声の相性がとてもいい、と言うことにも改めて気付きました。今更言うのもなんですが、すごい声だよね……。歌は勿論、リーディング的な「大統領夫人と棺」は、その世界観に声で導かれる。あかん、セイレーン並みの威力だわ。リハを重ねたことで、ストリングスの三人との連携も前回より柔らかくなった印象でした。高橋さんて演奏も、曲間の動作の流れも独特なんですよね。楽器を交換するとか水を飲むとかの途切れ具合が不思議な感じで。そこらへんの呼吸が合ってきていたようにも思いました。

あと場も落ち着いててよかった。前回は外でサイレンが鳴ったり空調の音が大きかったり、その空調に大きな声で注文つける客がいたりした(これは残念だった)ので……。ヘンな話だけど、冬と言う季節も関係しているのじゃないかと勝手に思ったりしました。外は冷たい空気、扉を開ければ暖かい空間。そこで静かに耳をすます。やっぱり私は冬が好きだよ……。

ご本人もかなり手応えがあったようで、ブログにいろいろと書いてらっしゃいます。いやほんとよかった、次回が楽しみです、待ってます。
・こういう瞬間があるから音楽は|夕暮れ 坂道 島国 惑星地球

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セットリスト(12

01. 対岸
02. ブラックバード
03. 真夜中のメリーゴーランド
04. ハロウィン・ベイビー
05. サンディエゴ・ビーチ
06. 夜想曲『遠景』
07. 雪原のコヨーテ
08. Praha
09. 八月の疾走
10. 夏の出口
11. 大統領夫人と棺
12. 夜明けのフリーウェイ
13. 美しい人
14. 帰り道の途中
encore
15. サマーピープル
16. 別れの朝 歓びの詩

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