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2011年08月17日(水) ■ |
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『日本画どうぶつえん』前期 |
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『日本画どうぶつえん』前期@山種美術館
前日はリアルどうぶつえん(上野動物園『真夏の夜の動物園』。毎夏恒例で20時迄やってる)に行ってました。まぬるねこかわいー、だいすきー。本日は日本画どうぶつえん、夏休み企画だそうです。『動物園〜愛しきものたち〜』『鳥類園〜翼をもつものたち〜』『水族園〜水の中のいきものたち〜』『昆虫園〜小さきものたち〜』の4セクション。所蔵の重要文化財である竹内栖鳳『班猫』、速水御舟『炎舞』特別公開が目玉でもあり、前期は『班猫』が展示。
おおう、このひとがこんなかわいいどうぶつを、と思ったのは奥村土牛。うさぎが好きだったそうです。モダンな感じもしますが、考えてみればうさぎって鳥獣戯画にも出てくるくらいだから、むかーしから日本人の身近にいたんでしょうね。鳥獣戯画と言えばの、かえるの絵もありました。あとふくろうが神秘的な対象として描かれているものが印象に残ったなー。
『班猫』のねこは栖鳳が宿泊先でひとめぼれして、写生しきれないからちょうだい!家につれてかえってじっくり描くの!ちょうだい!いやです!ねえちょうだい!の押し問答の末譲り受けたものだそうです…ねこ的にはどうなん(笑)。そう言われて観ると、なんだかねこの瞳が「もうかまわんといて」と言っているような気もします(笑)。
6年かけて描かれたと言う(ねこ=タローは5年で死んでしまったので、残り1年は想像で描き進め、右側のひげが描かれていない)長谷川潾二郎の『猫』もそうですが、その対象への愛があふれかえっている、しかしその画面には執念といったような重いものではなく、ほんわりとしたやさしさと悲しみが静かに浮かび上がっている感じ。
炎天下のなか辿り着いた美術館で和んだわ〜。そしておやつだ!館内喫茶のCafe椿では、菊家の和菓子が食べられます。今回の企画に合わせた特製和菓子があったので、『夏の朝』をいただきました(画像奥)。モチーフは佐藤太清『清韻』なんだそうです。黒糖あんがおいしかったー。冷たい抹茶といただいたけど、コーヒーとも合いそう。
特製和菓子は4種あり、ホントのところは全部食べてみたかったよ……。
そしてなぜかうりぼうのぬいぐるみを買って帰ってきた。企画展に併せてかぬいぐるみが結構売ってて…いのししのぬいぐるみなんて珍しいし……かわいかったし……。
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