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2010年12月05日(日)
『面影ラッキーホール と 前野健太』

WWW & DAX present『面影ラッキーホール と 前野健太』@Shibuya WWW

つもる話などをしていて遅刻、前野健太とDAVID BOWIEたちは最後の3曲だけ聴けましたがこれが結構よくてしまったと思ったー。前野さんの歌とキャラクターもさること乍ら、DAVID BOWIEたちの演奏も格好いい。二胡のメンバーとかもいて、編成も面白い。『ライブテープ』での、弾き語りのイメージが強かったので、バンドだとこうなるのかと…うわーまたの機会があったらガッツリ観ます、すみませんすみません。

久々都内での面影は、T-saxとFlのおねえさんが戻ってきていました。TpとTbのおにいさんらはここ数公演変わらず。KinKi Kidsのサポートに出て行ったきり帰ってこないひとたちはまだ忙しいんだろうか…(笑)しかしTbのひとすごくいい演奏するんですよね。ソロもバリッとしてて格好いい。滑舌いいTbと言うか。ガンちゃんのコーラスもよく聴こえて、何げにこれがすごい効果的なんだなと言うのにも気が付けた。WWW、音がいい。

てゆーかやっぱうまーい。歌もうまいし演奏もうまーい。この手の音楽って歌や演奏がしょぼかったらつまらないもの。しょぼい歌じゃ歌詞の世界に入り込めないし、下手なファンクじゃ踊れないし。イロモノバンドのイメージがありますが(それでもいいんだが・笑)ライヴがこれだけ楽しめるのは、うまいのが前提で、しかもそれをオラオラ調で見せないからなのではないかと。と思うのは終演後であって、ライヴの最中はそんなん考える暇もなくゲラゲラ笑って踊ったり唄ったりします。は〜マニックスばりにシンガロングしてしまったよ…。

と言えば、今回曲間のアッキーのMCがなんかうまいこと…次の曲に繋がるようになってて、しかもその内容がアッキーとは思えないような(…)常識的と言うかいいひと?みたいなところがちょろっと顔を出しててうわっと思った。電車内でおこったことに対する優しくて悲しい視線。だからと言ってその思いが誰かを救う、と言う訳ではないんだけど。そう思っててもどうにも出来ないけど、気が付いてるひとはいるよ、と言うか。

実際こういうところを察知出来ないとああいう歌詞は書けないと思うけど(以前トークイヴェントで、リサーチもすごくするとは言っていたけど)、そのシッポを見せたのって珍しいと思った。どうした……。今回の対バン、「日本最高峰の吟遊詩人2組が対峙する至高の時間」なんてコピーついてたけど、これ茶化してない、茶化してない!ホント痛くて素晴らしいよ!

なんて言うんですか、人魚姫を思い出したね!何も言わず相手の無事と幸せを祈って、でもそれは誰にも気が付いてもらえなくて、海の泡になっちゃうんですよ!アッキーが!(しらふで言ってます)言ったもん勝ち見せたもん勝ちアピールしたもん勝ちのこの世の中でな…アッキー、輝いてるよ!は〜見習おう。

そして、曽我部バンドのテレフォンラブとかでコールアンドレスポンスや携帯出しての振り付けは出来ないのに、面影だとなんでこーてらいなくパチンコとかオイオイとかコレがコレなもんでとか皆と同じ振りで存分に踊れてしまうのだろうかと言う話をした。むしろ積極的です。この日のコールアンドレスポンスはやはりの梨園ネタでした。むべなるかな。

ファンク de 演歌な様相の新曲2曲(しかもまたその物語っぷりがすごい。聴き入っちゃう)も披露して、やる気が感じられたよ!レコーディングは進んでるのかな。リリース楽しみだー。

その他。
・アッキー第一声が「少女時代でーす」、続けて「ララララララ〜♪」と腰を振る。それはKARAです
・「神聖かまってちゃんと対バンする予定だったんだけど、もっとフレッシュなバンドとやりたいと断られた」そうです。「かまってちゃんにもかまってもらえなかった」(爆笑)
・WWWはシネマライズ地下から座席とっぱらって仕切り入れただけって感じで、段差も残してあるのですごく観やすかった。ライズの姿がまんま残っていたことも嬉しかったな。音もよかった!