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2010年12月01日(水)
THE BACK HORN『KYO-MEIツアー』〜アサイラム〜

THE BACK HORN『KYO-MEIツアー』〜アサイラム〜@Zepp Tokyo

先月のスタジオコーストでのライヴは仕事が終わらずラスト3曲しか聴けませんでしたよ…2公演チケットとっといてよかったよ……。と言っても今日も遅刻したのだが。でも開演も遅れたそうで、5曲目くらいからは聴けてたらしい。

「カラビンカ」聴けたのは嬉しかったわー。演奏もなんかすごくよかったなあ。もともと個人的に馴染みのあるコードリフが聴けて好きな曲なんですが、ライヴで聴くとホントいいわこれ…だいすきー!あーあと「ヘッドフォンチルドレン」もうれしかった…ヘッドフォンしてると車に轢かれるよー!この2曲は歌詞もバッシバシにクリアに入ってきてキましたわ。新譜からの曲は構成が凝ってて練ったなーって印象だったんだけど、実際ライヴで聴くとより立体的に聴こえて面白かった。曲と曲の間にブレイク的な演奏もちょこちょこ入れてあったんだけど、これがまたよくて。

いやーそれにしても失礼なことを言うが、演奏が上手くなってませんか…なんてえの、技術云々ってのとはまた違って(いや技術も向上してるんだろうけど)、グラッとなった時に修復するのが早いって言うか、ちょっとやそっとじゃゆらぎませんと言う。で、それで演奏されると、新譜以外のこれ迄何度も聴いている曲もより骨太に聴こえた。ステージ上はかなりカオスってんだけど、そうなればなる程プレイヤーは冴え冴えとしていく感じでした。岡峰くんはもともと達者な演奏をするひとだなあと思ってたけど、松田くんがそれをガッシリ受けるようになって、ふたりのコンビネーションがますます強靭になった感じも。

雨が降らなかったので妖怪まさすの声は大丈夫かと思ったが、いい声でしたわ。ちょっと嗄れてたけど高音出てたし、そのハスキーな高音ってのがまた印象が違って格好いい。これもゆらがないなーと思った所以。ゆったりめの曲でもあやうさなくしっかり歌が伝わる。「冬のミルク」とかは毛皮はふかふかなのに脚はふとくておっきくなる証拠のハスキー犬のようでしたよー。美しい!弱いと繊細ってのは違うんだなあとつくづく。そんな素晴らしい声をもったあめふらしはえいじゅんをふんずけたりしていてかわいい顔して鬼のようでした。ひどい。

ワンマン久し振りに観たんで、MCが多いのもなんか新鮮だった…演奏はあんななのに、喋るとどうしてこんなにゆるいのか。ほのぼのとすらする……。あー面白かった、師走のスタートにいいもん観たー。

そういえばえいじゅんがなんで『アフロ・ディズニー2』を読んでいるのか気になる(twitter参照)。