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2008年08月23日(土)
『スカイ・クロラ』『トライアンフ』

感想と言うか〜、なんと言うか〜。自分用メモと言うか〜。うえーん。なにこれ、思い出メモ?

思えばこないだKKPを観た時も『パンズ・ラビリンス』とハシゴで、パンズ〜KKPの順で観てよかったよー(泣)なんて言ってたんでしたよ…そんでその時のKKPって、空を飛ぶ話でしたよ……。

空を飛ぶのは楽しいねー(泣)

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『スカイ・クロラ』@渋谷東急

いやーすごいよかった…けどすごいヘコむ……。「いつも通る道だからって、景色は同じじゃない。それだけでは、いけないのか?」それだけではいけないのか?いけないのかー!?いけないのかーい!吠えても吠えてもただ風がたて髪を揺さぶるだけかい!!だけかい!!だけかーーーい!!!

はあはあはあ、きくちなるぴよが降りた。逃避だ。

思えばここ、カンナミの唯一のモノローグです。それ迄はカンナミが何を考えているかってのは、会話の中に断片的に出てくるだけだった。それもどうにもとれるように、相手に解釈を委ねるばかりだった。

このモノローグの後、カンナミは行動を起こす。

解釈がすっごい迷うところです。同じ道を通っているが、景色は違う。それではいけないと思ったからカンナミはティーチャーを追ったと言える。いや、同じ道を通っているし景色も違う、でも同じ道でも踏む石が全く同じものとは限らない。この時踏んだ石がティーチャーを追うことだったとも言える。

生きる意味とは結局その程度の差異かも知れない。それが繰り返されるかどうかは別として。

そしてヘコみに拍車をかけたのが、キルドレに生殖能力があるらしいことと、記憶が果たして現実のものかどうか曖昧だってとこと、あの年頃のままで何年も生き続けちゃった日にゃあ絶対気が狂います!勘弁してください!思春期は通り過ぎるものだから美しく感じるのですよとか綺麗ごとじゃなくて、通り過ぎないと生き地獄なんだよー!てことですよ!

まーでも人生なんて基本生き地獄か。あっそうかーそれならそんなに違いはないか(御されやすい)

しかしねクサナギが8年生きてるってそんなあとも思いますよ…男ばっか死ぬしね……クサナギはローレライか!彼女がエースから司令官になったってのも、長生きしてるからかおかーさんになったからかどっちなのかー!どっちもかー!どっちもかーい!吠えても吠えてもただ風がたて髪を揺さぶるだけかい!!シャーララララ!シャーララララ!!(はっまたなるぴよが)

しかし待つ楽しみを憶えたかのようなクサナギの最後の表情にはちょっと救いを感じましたけどね。生き地獄も楽しいものなのかも知れません。うわまたヘコむ……。

画と音はそらもーすごかったです。画には、見たことがないものを目に出来た驚きと喜びがあった。それはリアルだから、と言うのとは違う。『攻殻機動隊2.0』を観た後だったから尚更そう感じたのかも知れません。音はリアルもリアルだった。いぬの足音(爪の音もちゃんとする)、すきま風の音(序盤ホントに映画館のドアが開いてんのかと思った)、遠近感もリアルだったなー。声優さんも皆さんよかったな。トキノがお気に入り。ああ言う刹那的な役、谷原さんの声って合うんだな。

画のリアルと音のリアルって違うんだなあと思った。目で見るリアルには想像力を働かせる余地が少ないんだな。

余談:カンナミが撃墜されるシーン。後ろからは鼻をすする音が聞こえ、前からはお菓子をバリバリ食べ始める音が聞こえ、すごいカオスだった(笑)なんでそのタイミングでお菓子食べ始めるんだよおい!それ迄静かにしてたのに何故ここなんだ!神経が太いのか神経がないのかどっちなんだ…。

余談2:押井さんと言えばいぬだけど、今回ねこもいたよ!

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KKP #6『トライアンフ』@本多劇場

この日しか行けないからととったんだけど初日だったんだな!ビックリした!終演後小林くんの挨拶聞く迄気付いてなかった。

なのでーネタバレしない方がいいかなーと。でも、徹底していい話でした!やはり!で、『スカイ・クロラ』とハシゴすると思うことがいろいろあり過ぎた。欲がないってどういうことなのかしら?なまけものとどう違うのかしら?その欲をひとのために使うことも出来る訳で。うえーん。

小林くんがKKPでやりたいことってのは、徹底していい話を書くと言う以外には何があるのかよう判りませんが、今回は魔法というアイディアがまずあってのものだったので、ストーリーと分離して観れてしまうところがあり、それはいーのかわるいのかよく判らん。でも楽しめて帰れるのは間違いないです。

そしてこういうことを書き続けるってのはすごいタフな作業だとも思います。書くことが嘘になってしまわないように、自分の中で納得出来るものでないといけないし。となると常に精神状態をそっちに持ってっておかないといけない。思い込みとは違うので(思い込んでるって時点でそれは嘘になってる可能性がある)バランスの取り方がすごく難しそう。

あーそう考えると、思い込むってことと信じるってことは紙一重だなあ。

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ごはん食べつつマンガや小説が原作の映画やアニメについて話したり。金沢21世紀美術館の話を聞いたり。ロン・ミュエック展行きたいなあ。