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2008年08月16日(土)
『昭和40年会の東京案内2008』『祈りの痕跡。展』

『昭和40年会の東京案内2008』@NADiff a/p/a/r/t
ナディッフが恵比寿にリニューアルオープン。表参道にあった頃よりふらっと行きづらくはなったけど、アヤしいアートベースとして名所になりそうな雰囲気になってましたどん。すごーい入り組んだ道の奥にあって判りづらい。電柱に細かく「次の角を30メートル」と案内が巻いてあって、最寄りの電柱には「ほら見えた!」とか書いてある(笑)
ギャラリーで何やってるかチェックしないまま行ったら、ラッキーにも昭和40年会だった。また…好き放題やっていた。
東京近郊の地図に寄せ書き落書きしてるのがおかしかったなー。「猫たくさん ニャー」「東京ディスニーランド:初デートで行った。自分の凡庸さが嫌になる」とか「中央線沿線は○○と○○○○の悪の温床」とか。大体こういうことを書くのは会田さんです(笑)
メンバーだった筈の土佐正道さんが参加してないなあ…と思ったら、今年脱退されてたんですね。知らなかった。土佐さんは明和電機に会長として復帰?したので、それが関係あるのかしらん。
1Fショップから螺旋階段を降りてB1Fのギャラリーへ行くのですが、連絡通路がいい味出してます。
ショップに『ミュータント花子』フランス版が平積みされていた。カラーで見るとまーエグアホらしくてまた笑える。最高

『祈りの痕跡。展』@21_21 DESIGN SIGHT
井上嗣也さんやサイトウ・マコトさんもそうだけど、'80年代に西武を中心とした広告のアートディレクションには好き嫌い関係なく身に染み付いていると言うかとても影響を受けている。で、それは財産だと思っている。浅葉克己さんもその頃から大活躍されているスターAD。
そんな浅葉さんがディレクションした展覧会は、コミュニケーション手段としての「言葉」に形を与えた「文字」をずっと追い続けている彼ならではの、文字のデザイン、その伝達手法、歴史を魅せるセレクトでした。文字=痕跡。
本人自筆の日記セクションが面白かったー。ご本人の手書き文字がまたよくて。筆跡って、筆記用具の違いや筆圧の変化等が生々しく反映されるので、とてもぬくもりのあるものだなとしみじみ。すっかり手で字を書くことが減った昨今で、自分の字も随分下手になったものでしょんぼりですよ…極端な話スポーツと一緒だから、継続的に訓練してないとなまるよなあ。ああっ自分のなまりやサボりがそのまま現れてしまう!これって我ながら情けない…(泣)
ポスターでこそ観たかった中島英樹さんの作品や、どのメディアで観ても圧倒的な力を感じる井上さん、ジョナサン・バーンブルックのポスターセクションもよかったなー。六本木ヒルズがすぐ近くにある環境でTOMATOの作品を観れたのも楽しかった(サウンドは勿論Underworld;)
服部一成さんのCMYKシリーズの新作「おみくじ」が観られたのも嬉しかったです

■井上さんと言えば
『INOUE TSUGUYA GRAPHIC WORKS 1981-2007』、今年のADCグランプリなんですよ。これはもう当然でしょう!おめでとうございます。
個人的に今年は随分この作品集に勇気づけられたものでした。これからもきっとそう。
あー、今年は奮発してADC年鑑も買っちゃおうかな

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恵比寿から代官山迄歩いて、六本木からミッドタウンへ。美術鑑賞の筈がエラい歩きまわって運動になった…へとへと。そして楽しみにして出掛けた目当てのカフェがお盆休みでガックリおなかぺこぺこ。でも補欠で入ったとこもおいしかったからいいやー。ねむい。