I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2008年07月26日(土) ■ |
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『FUJI ROCK FESTIVAL '08』2日目 |
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うーむ、何回来てもシャトルバスの時間が読めない。eastern youthには間に合わず、残念。やっぱり苗場泊は便利だよねえ。でもメンツで行くのを決めるので、宿を早く押さえられないのだ。
さて上の方へ行きますか。ボードウォークは涼しくていいねえ、飾りも毎回楽しみです。夜がまたいいんだここ。
■PARA(ORANGE COART) 何か好きそうな気がする…と寄ってみたら、あれー山本精一さんがいるではないですか。で、思い出した。PARAって山本さんとチャイナさんがやってたユニットだ。最初はなんだっけ、違う名前だったよな(調べた。Partieだ)。 実は前日フィーダー(ドラマーさんを亡くしている)を観た時、チャイナさんのことを思い出したりしていた。チャイナさんが亡くなって、山本さんは羅針盤を解散、と言うか止めてしまった。羅針盤は歌を伝えるバンドだった。 PARAはキーボードがメロディをとって、リズム隊とギターのリフでグルーヴを組み上げていくような感じかな。爽やかな昼の野外に合っていました
更に奥地へ。ストーンドサークルでは既にセッションが始まっています、てかここずーーーっとやってるんだよね。小さな楽器も売ってるのでふらりと寄って参加していくお客さんも多いよう。新しく出来たエリア、キャバレーフィエスタは模造紙で七夕っぽい飾りつけがしてあるところが手作りな感じでかわいいよ。メキシカンなおっちゃんやエロいダンサーさんが踊ったりしています。ホント好きにやってるエリアだなー(笑)
ドッグランのいぬ(5匹くらいいた。コーギーちょうかわいい)を見ていたら緑のジープがやってきた。しば犬が降りてきた、わードン吉だ、日高さんだー。日高さんはドッグランにドン吉を預けて行ってしまった。残されたドン吉は寂しかったのかいきなり粗相をし、係のおねえさんが悲鳴をあげていた(苦笑)
隣のアイリッシュバーみたいなとこでしばしだらだら。ここ飲み物をちゃんとジョッキやグラスで出してくれるんだよー。食べ物もおつまみ系ばっかりだ!すっかりのんべえエリアです。
■鈴木慶一 / Captain HATE and The Seasick Sailors feat. 曽我部恵一(ORANGE COART) ぽつぽつ降ってきたところで「雨は、今日も、やみそうにない」てのがニクい!キーボードのねえさんとのかけあいヴォーカルもいい。ソカベさんはバリのおめん(なんか、こういうの)に似ているなあ。で、山本さんが飛び入りで1曲。楽しかった!
■ASIAN DUB FOUNDATION(GREEN STAGE) 「フジ6回目!」「最初に出た10年前、ここにいたひといる?」いたいた、ここっつっても豊洲だけどな。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのことを話したのも憶えてるよ。あの頃はディーダーがいたなあ。 と言う訳でディーダー在籍時のアルバムしか聴いてないので知らない曲ばかりでしたが、「No Fun」のカヴァーやったりして踊れて楽しかったです。後任(て、いつ迄も後任とか呼んでちゃいかんがな…)MCのひと、不肖宮嶋と勝俣を足して2で割ったような顔だなあ。どこを見ているんだ
■ザ・クロマニヨンズ(GREEN STAGE) チラ見。いや〜変わらないなヒロトもマーシーも。雅裕さん(ヒロトの弟の役者さん)はほっぺがちょっと落ちて柔らかい顔になってきてるけどヒロトは体型も顔も変わらんね…今では雅裕さんの方がお兄ちゃんに見えなくもない(笑) 過去のバンドの曲は一切やらないけれど、それぞれに印象に残る曲がある(熱心なリスナーでもないのに知ってる曲の多いこと!)ってのもすごいな
■ザ・トリオ de フォークジャンボリー(苗場食堂) 山本精一+不破大輔+佐々木彩子。しかしクロマニヨンズの爆音で殆ど聴こえません。これは気の毒だった……。すごいギャラリーだったので遠巻きにしか観れなくて、耳をそばだてるも断片しか聴こえてこない。ううー。途中で諦めてごはんへ。 翌日、近くを歩いていたひとからその後慶一さんが飛び入りしたと聞いてガーン(泣)そして山本さんがグリーンの音のデカさに激怒していたらしい(苦笑)
■TRICKY(RED MARQUEE) 逆光で殆ど見えませーん!が、そこに浮かび上がるトリッキーのシルエットは神々しくて素敵でござった。アッパーなナンバーはなかったのでひとの出入りが激しくちょっと落ち着けませんでしたが、まったり聴けてよかったです
■PRIMAL SCREAM(GREEN STAGE) わあ今日はやる気があるよボビたん!CSSのラヴフォックスたんが飛び入り、彼女と一緒にかわいらしく踊ってニヤニヤするボビたんと言う貴重なものも観られた。あのデレデレ顔はなかなか見れませんぜ。 そしてマニはゴキゲンであった。いつもか。「マニー!」と声が飛んだら「今どっから呼んだ?」みたく手をかざしてきょろきょろ見回して、ぶんぶん手を振るの、かわいー。いいひとだ。 新譜からも結構やった。「Beautiful Future」は「(オレンジでやってる)マーク・スチュアート&マフィアに捧げる」と言っていた。 結構アレンジ変えてるものも多くて、バンド編成でやれるようにってのが見え隠れするのがちょっとうーんと思ったけど、これはこれで面白かった。 終盤は定番曲をドドンと。「Movin' on Up」は嬉しかった!「Loaded」は翌日にやったそうだ…(泣)
■UNDERWORLD(GREEN STAGE) セッティング中どのタイミングでスパークスに行こうかと相談していたんだが、ステージ上や袖にデカい白い風船がみっしり詰められて行くうちに、あれは見たいよな…あれが降って来る曲が終わったら移動しようと言うことに。昨年の幕張でもやってたようだけど、これをグリーンの広さで観られるって、かなりいい光景になりそうだ。 しかし、内容はうぬぬぬぬー。最近のアンビエント色が強い曲も好きだけど、なんか組み込み方が身体に馴染まないと言うか…踊れるけど寸止めされる箇所が多くてかなり消化不良。「Pearl's Girl」をあれだけしか使わないのも寂しい。キックも手動で合わせてるみたいだけどこーれーがー合わないんだー。おかあさん(リック)がんばって!とか思う。こざる(カール)はいつものごとく元気でありました。 しかしなかなか部分部分しかアガらず…持続しない。曲順がアレなのかな?そして近くに絶対何か喰ってるだろおまえって馬鹿や陸上競技で使うスタートピストルを地面に撃ちまくる大馬鹿がいた(マジで!すげえ怖かった!)のでいやなグルーヴ略してIGが蔓延してくる…この感覚は知ってるぞ、ヤバいなーそろそろ退散しようかなーと思いつつ踊っていたら、風船が降って来たー!うわーすごい大量、こんなにあったのか!やっぱり残っててよかった、今年のベストシーイング。満足して移動
ボードウォークすっごい綺麗!照明もミラーボールも灯籠?も。ところ天国の森に映された光を観るのも好きー。ステージ以外にも、夜のフジにはいい景色が沢山。ワールドレストランやヘヴンのろうそくも綺麗だよねえ。
■SPARKS(ORANGE COART) おお盛り上がっている!既に佳境でありましたが、それでも5〜6曲は聴けたかな。ポップでフリーキーでキッチュで変態。そしてオペラでハードロック。 こないだの来日公演でも使っていた映像を駆使しつつ、新しいネタもあり。そう思わずネタって言っちゃうんだけど(笑)オモロいなあ、かわいいなあ、そして音が若いんだよねえ。ロン兄今年還暦ですヨ!ラッセルも元気、跳ねる踊る。声もまあ元気(笑)最後の方は流石に高音苦しそうだったけど、本人もとても楽しそう。最後は兄弟揃って挨拶したんだけど、ロン兄が無表情乍らもなんかジーンと来てる風でゆっくりお辞儀をしていたのにはこっちもジーンとした。弟は「またすぐに会いたい!すぐ日本に来たい!」と言っていたので、近いうちにまた単独来日が実現するといいな。 その後の演出がまたよかった。スクリーンに過去のアルバムジャケットが映し出される。傍らに跪いたロン兄が、それにライターで火を着ける仕種。ジャケットは燃えてしまう。何枚も何枚も続く。30年以上も活動している彼らの作品はこんなにあるんだ。ほんのちょっとしか聴いていないし、来日公演も今回含めて2回しか観ていないけど、彼らはずーっと作品を作り続け、ライヴを続けていたんだなあ。それを全部燃やしてしまう。そして最新作だけが燃やされない。彼らの心意気を見たようで、これにはグッと来ました。 オーラスは「Suburban Homeboy」。よかった(涙)
案の定最前にいたヘイチンに声を掛けた後、「兄ちゃん見てるともすけさんを思い出す…」「私は嶋田久作を思い出す…」「順番が逆じゃね?」と笑い乍ら帰る。途中アンダワで降らしてたデカい風船をもてあましている集団を見掛ける。持って帰るつもりだったんかい(笑)
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