I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2008年07月27日(日) ■ |
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『FUJI ROCK FESTIVAL '08』3日目 |
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最終日だー。シャトルバス乗り場に清志郎の歌声。来年じゃなくてもいいから、ゆっくりしっかり治して戻ってきてほしい。 ふらふら散歩しつつまた奥地へ。
■SEASICK STEVE(FIELD OF HEAVEN) 有機ビール売り場でだらーんとしてたら、見知らぬ外国人のおっちゃんが「ほら、シーシック・スティーヴが始まるぞ」「俺は一昨日クリスタルパレスで観たんだが素晴らしかった。観た方がいい」と英語と日本語を交えて懸命に話し掛けてきたので観ることに。これがよかったー。ブルーズマンのおじいちゃん。弦を3本(1本のもあったかな)しか張ってないギターやその他珍しげな楽器を紹介し乍ら演奏して唄う。曲間にはぐびぐび角瓶(多分ジャック・ダニエル)をラッパ呑み。酒灼けしたような声も楽器も年季が入ってて格好いい。踏み鳴らす足もリズム楽器。全身で音楽を演奏する。 気付けば前方でさっきのおっちゃんが両手を振り上げて喜んでいる。よかったなあ
ヘヴン周辺のお店をうろうろ。このエリアは服や小物なども売っているのです。フェアトレードのお店ですんげいかわいいカーディガンを見付ける…ど、どうしようこれはいい!いやいやフジハイになってるだけかも知れないから落ち着け、持って帰るの面倒じゃん、いや小さくたためばウェストバッグに入る筈……とりあえず頭を冷やそうとアヴァロンに降りてごはん、3日目のみ参加のMIOさんポンチさんと落ち合う。携帯って便利だねえ(と言いつつ持たない)。ここらへんから雨が降ったり止んだり。酒呑みが増えたので、ヘヴンに戻って有機ビール呑み比べを見物したり、おやつをもらったりする。ソイルの社長がテレビの取材を受けている。スーツ以外の格好初めて見た。なんだ、私服のセンスはいいんじゃん!(暴言)ニット帽似合っててかわいかったです。
そしてまたカーディガンを見に。まだある…これは連れて帰れと言っているのでは…サさんに「作りしっかりしてるしこの価格でこれはおトクだ」、MIOさんに「ユー買っちゃいなよ〜」、ポンチさんからは優しく「これはかわいい〜」と言われ…買ってしまった……。フジで服買ったの(バンドTシャツ以外)初めてだよ!まあそれくらい今年のフジはまったりしていたと言うことでしょうか。
■J.A.M(FIELD OF HEAVEN) カーディガンを無理くりウェストバッグに詰め込んでいるうち雨が大降りに。あの丈青が観客を心配そうに窺っている、気遣いを見せるMCをする…似合わない!(笑) しかし演奏となるとやはり切れ味鋭い。手数多くて軽やか、モタらないけど決して走らない。やはり巧い。 中盤からはアッパーナンバー連発で、ずぶ濡れで踊り倒すひと続出。楽しかったー
あちこちに水たまりが。出店が手際良く側溝を作って水はけをよくしている、慣れてる。ぎゃー雷がすごいよー。
■ELLEGARDEN(GREEN STAGE) 先入観があり過ぎたのか、ヴォーカルさんとその他3人の間に深ーい溝と言うか温度差があるように感じました…。ヴォーカルさんが楽しそうにすればする程悲しくなってくる。曲がまたせつなくてなあ。 演奏自体はよかったし曲もよかったー。観れてよかった。前方はすごいことになってたな。観客から湯気があがってた。天神山で観たRATMを思い出した
■NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET(ORANGE COART) 早めに着いたら雨が降っているのにすごく綺麗な夕焼けが拡がっていた。写メってるひと多数。 そのうちステージ上から「Monkey Mush Down」が。ええ!?よく見たらスタッフかと思っていた合羽集団はメンバーでありました。リハやってる。駆け寄ってみると、菊地さんは白いシャツにハーフパンツ、その上にビニール合羽。モニタの返りを確認しつつ、ラフに演奏する「Monkey〜」と言う貴重なものが聴けました。坪口さんがシーケンサーのチェックを何度も繰り返していた。それにしても珠也さんは私服でもこええな(笑)類家くんはカーディガンとか着ててかわいかったどん。こんなかわいいコが戦車に乗っていたのか……(いや乗ってないだろう…海上自衛隊の音楽隊所属だったとのことなので、戦車じゃなくて戦艦には乗っていたかも知れない(笑)) (苗場食堂では本番も私服だったそうで。ああ観たかったなあ。しかしステージに上がりきったんだろうか、坪口さんはエレピでコンパクトにまとめてるようですが、木村さんの姿が見えません) 本番ではバッチリスーツでキメて出てきました。雨はまだ降っている。「山にスーツ、似合わねえと笑おうぜ〜」とか言ってたのに、そのスーツ族を眺めてるこっちは合羽族。ステージ側から見ればこっちのが笑えるわな…サさんがネタに例のうちわを持ってきてたんだけど(笑)出すことも出来ません。すごくシュールな光景に…くそお、山に似合わないスーツのヤツらを笑う気満々だったのに(何しに来たのか) 3曲しか聴いてないのに曲順が思い出せないダメっぷり。やはり疲れていたのか。「Orbits」「Dub Liz」「Betty-Go-Round」だったか…確認のためCD聴きなおしたらますます判らなくなった……もう別モノなんだもん忘れもするわ!(逆ギレ)いやはやそれにしても聴く度違う、あたりまえと言えばあたりまえだが。ソロもバッキングも、キー以外はフリーとすら言えそうだ(笑)リズムも生き物のように変化する、と言うかもはや変態。アブノーマルのほうじゃなく形態の方。 duoで聴いた時よりはブレイクからの入りが予想通りで、なおかつテンポやリズムがストレートだったので付いて行けた。バラバラではあるんだけど、それぞれのアタックがハッキリしていて倍数が掴みやすかった。鈴木くんを主に見ていると、どう動いていくかが判断出来る程度ではあった。かなり判りやすくやっていたかも知れない。ここらへんは場を意識してのことなのか、単にノリなのかは判断つかない。「Dub Liz」後半のリズムの変化っぷりはすごかった。 3曲目の終盤に差し掛かった辺りで、隣のヘヴンから爆音が。しかもラッパーの声がデーカーいー。こ、これは厳しい!ステージ上のメンバーも半笑いになっていたように見えたが気のせいか。「(I've Lost My)Taylor Burton」らしきソロ(そうもはやソロすらも化けまくっているので瞬時にどの曲と判断しづらい)が始まったところでタイムアップ。ああっこの曲がまたどう化けるかすごく興味あったのに!最終の新幹線の時間が迫っています
■LEE 'SCRATCH' PERRY(FIELD OF HEAVEN) おめえ誰だよ!と帰り道見たらそうでした、リー・ペリーでした…(笑)あの後どうなったんだろうオレンジ……
■THE BIRTHDAY(GREEN STAGE) ホワイト過ぎた辺りからもう音が聴こえてくる。やっぱこのバンドの音はデカい…声もデカい……。帰り道のBGM、贅沢
シャトルバス乗り場に着いて真っ青、2時間待ちとのアナウンス。そういえばこの時間に帰ったことはなかったな…翌日仕事のひとも多いだろうし…それにしてもヘッドライナーを観ずに帰るひとがこんなに多いとは予想してなかった。おいどうするよ、絶対間に合わないよ。タクシーとか走ってないかしらん歩きつつ、新幹線に乗り遅れた時の対策を練りつつ、こりゃーネタになるなと半笑いでとにかく歩いてみる。いや歩いても間に合いませんて。
こう書いてるとなんかノホホンとしてますが、現場では結構青ざめてましたよ(笑)とりあえず宿を仮押さえしてもらったり、MIOさんたちに「帰れなくなったら呑もうぜ〜(呑めないけど)」とメールしてもらったりする。携帯て便利だね……。
そうこうするうち、先方にご迷惑がかかるかも知れないので詳細は書けないが、カール・ハイド似のおっちゃんに出会って越後湯沢駅迄車に同乗させて頂くことになった。うへえ有難うございます(平伏)ホームに着いたの10分前。いやー焦った。シートに座った途端おなかが空く、トイレ行きたくなる。緊張のあまり身体の機能も止まっていたようです。疲れきってぐうぐう眠る他のフジ帰り客の横でがつがつ車内販売のいかめしを喰う。おなかが落ち着くと途端に眠くなって寝る。わかりやすい……(笑)
と言う訳で無事帰ってきました。いろいろあって面白かった。そういえば今年はホワイトステージ1つも観なかったな。アヴァロンも。
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