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2008年02月13日(水)
THE POLICE LIVE IN CONCERT

THE POLICE LIVE IN CONCERT@東京ドーム

前の職場の同僚と行ったんだが、ふたりともインフルエンザ明けであった。「いや〜ドームは座れていいねえ〜」「コーヒーでも買ってこようかな〜」なんてまったりの筈が、1曲目から立ち上がって観てしまいその後はふたりとも無言で見入る見入る。時々「ぎゃあ!」「ひゃああ!」とかお互い言ってるのが聞こえるんだがステージからは目が離せない。終わったら呆然ですよ…「な、なみだぐんでしまいました…」「私も…アンディ……」「65歳…うそお……」「いや、一生観れるなんて思ってなくて…」「だって、スティングじゃないよ?ポリスだよ!?」とか言って。

ドームなのに音結構よかったよ。ああ行ってよかった。こういう尊敬出来るおとながいるってのは嬉しいなー!メンバーが仕事以外でどんなことしてるかは知りませんが、こうなんて言うんですか、仕事に打ち込むおとなは格好いいな!

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セットリスト(ここはやはり馴染みある邦題で)

01. 孤独のメッセージ
02. シンクロニシティII
03. ウォーキング・オン・ザ・ムーン
04. 果てなき妄想
05. 君がなすべきこと
06. 高校教師
07. 世界は悲しすぎる
08. ホール・イン・マイ・ライフ
09. マジック
10. アラウンド・ユア・フィンガー
11. ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ
12. インヴィジブル・サン
13. ウォーキング・イン・ユア・フットステップス
14. キャント・スタンド・ルージング・ユー
15. 白いレガッタ
16. ロクサーヌ
encore
17. キング・オブ・ペイン
18. ソー・ロンリー
19. 見つめていたい
encore 2
20. ネクスト・トゥ・ユー

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「シンクロニシティーII」や「ロクサーヌ」ですごい綺麗なコーラスが聴こえたんだけど、サンプリングで鳴らしてたのかな。しかし基本は完全スリーピース!すげー巧いって訳ではないんだけど、巧いだけじゃ鳴らせない音の厚さと余裕、鋭さ。これはーただ巧いだけのひとには鳴らせないよなあ、なんだろこの違い。

そんでまた結構アレンジ変えてるんだ。「果てなき妄想」なんて手拍子を募ってのどかに始めてたのに「君がなすべきこと」に繋がって、アウトロなんて客席どうでもいいだろ!てなお互いの演奏にバチバチ集中轟音合戦。ま、まだ序盤です!いいおとながおとなげない!素敵!で、「けっ、再結成で色気づいて過去の名曲を変にいじりやがって」とか思わないんだ。メロディーの強靱さと構成の骨組みが太いんだなあと改めて思い知りました。「孤独のメッセージ」なんてもうあのギターのリフが鳴ればおおおおお(どよめき)ですよ。いやこれで始められたらもうね…そんなこんなの連続で、2時間弱があっと言う間。「見つめていたい」なんてむしろさらっと流した演奏でした。なんか走り気味だったし(笑)いや…これ聴けたのは嬉しかったけど、名曲めじろおし過ぎてこっちも麻痺気味だったので、「ああ来た来た」くらいの印象になってしまったよ…ぜ、ぜいたく!

スティングむちゃ元気。キー下げてる?な曲もあったけど声の伸びとかもーすごくて。“young teacher!”てあああ!と拳を握りしめ、“Roxanne!”、ブゥーン(ベース)、ぎゃー!(さけび←私が)とかもうずっとこれですよ。いやあ「ロクサーヌ」は泣いた…それ迄はにっこにこで観てたんだけど。笑い過ぎて目尻が乾燥してピリピリしてたんだけど。

スチュはひとりだけ『ゴースト・イン・ザ・マシーン』Tシャツ着てて、なんか、人柄が…(涙)トライアスロン選手みたいな上半身と白い手袋とメガネと言うアンバランスなルックスもたまらんですよ。面長のビル・ゲイツみたいだな…。ドラムにパーカッションにと大忙し、手数も多いー。頭の中では「50過ぎ…」「50過ぎ…」の言葉が回ります(笑)すげーなおい。あんなに威勢よくグロッケン叩くひと初めて見たよ、和太鼓みたいなノリで叩くんだよグロッケンを。「アラウンド・ユア・フィンガー」格好よかったー。思えばポリスは音は大好きでアルバムは随分聴いたもんですが(そんで今もよく聴くが)、ライヴ映像には何故か興味が湧かずちゃんと観たことなかったんですよね。レコーディングがすごいー!と思ってたのかな…どうなのよ(自問)。今回姿をちゃんと見て、スチュってすごかったんだなあと思ったり…遅い、遅いよ。

アンディは…ちっちゃかった。ギターが大きく見えた。でも存在感はバツグンだった。ぎゃーんあのギターが今目の前(いやドームだから遠いけど)で鳴ってるよー!「見つめていたい」の後他のふたりはさっさと帰っちゃったのにひとりでぐずぐずしてて、観客に手を振ったりもたもたしてて(ワザと・笑)ギターを再び弾きはじめ、ふたりを待って「ネクスト・トゥ・ユー」!か、かわいい。

あ〜楽しかった。

OAのFICTION PLANEは3曲くらいしか聴けなかったけどよかった。おとうさん直系な顔も声も、変にひねくれず素直に使ってる感じがいいなー。MCが殆ど日本語、しかも結構流暢ですごいなーと思った。

帰り道、結構いい歳のおいちゃんが「あああー、終わっちゃったよ!すっごい楽しみにしてたのになー!」と言って、周囲のひとがそれを笑顔で見てた(頷いてるひともいたよ)光景がなんかよかったな。先輩の多い会場であった。おらもこんな先輩になりたいものです。