I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2007年09月14日(金) ■ |
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小ネタ |
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■投票〆切りは今日の正午 東京ネットムービーフェスティバル『三日目の7人。』 アパッチ総出で(南場さんも出てる・笑)音楽がおーもりくんです。投票するかどうかは自分で決めよう〜
■カラックス短編(01:15) Carax's『My last minute』 Vienna Film Festival用に撮ったものだとか
■High fashion 2007.10. 北村くんのインタヴュー。スズカツさんの話も。永島さんとはそういう縁だったのねー
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絵本もマンガもデザインからの視点がないとなあと常々思うところであります。最近同業者と話すのは、Mac=画面上で簡単に配置や線を変更出来るようになった分、制作にとりかかる前に全体像を頭に思い浮かべるのが下手になった、と言うこと。それはすーごい実感としてある。手間ひまが全てではないし、カットアンドペースト=即興的に断片を繋げていける便利さは勿論重宝してるんだけど、それ一辺倒になるのはマズいとも感じている。
■『ディック・ブルーナのデザイン』芸術新潮編集部/編 今年80歳のブルーナさん、グラフィックデザイナーとしても素晴らしい作品を多数発表しています。シンプルな線、厳選した色数、考えに考え抜かれた配置。その工程と理論、制作の裏側を楽しい誌面で紹介。図版多数。 基本は手作業。鉛筆で何度も何度も下絵を描く。あの主線もひとふでがきではないのです。何度も何度も塗り重ねて、あのがびがびした線を出している。色紙をはさみで切って、何度も何度も並べて、主線を焼き付けたフィルム(これが綴じ込み付録!ニクい!)と重ねて様子を見る。 いやーそれにしても若い頃のブルーナさんの写真が載っていてちょっと驚いた(笑)知った時にはもうすっかり綺麗な白髪白髭のおじいちゃんだったもんでね…ちっちゃい頃は作者のことなんか考えずに読んでたし。しかしこっちが歳をとればとる程そのすごさと言うものをひしひしと感じるようになった。 いつでもぱらぱら見れるように、近くに置いておこう。 余談ですが、ブルーナさんってうさぎ年生まれなんだって。おおお!
■『ちむちむ☆パレード』鈴木志保 わーコーヒーとたばこがいるよ!元気にしてたんだー!(泣) 描き下ろし新作。画面構成といい描線といい白と黒のバランスといい!にぎゃー。 でもやっぱり話ありきなんだー。この話を紙面に起こすためにはあそこ迄つきつめたものでなければならないんだろうなあ。 全体の画面構成もすごいんだけど、この物体をこの角度から描くか!=この角度からの視点を使うか!ってコマが沢山ある。パッと見も美しいけど、何度読んでも発見がありそうです
■『船を建てる』上 鈴木志保 新装再発。初版で全巻持ってるけど買っちゃうよー装丁かわいいしー。全6巻を上下巻にしてあるので厚いし、紙の色も重さも違うし、てざわりも違うし。ぎゃひんぎゃひん。 今の描線に行き着く過程も目に見えるのでそこらへんも興味深い。 好きなエピソードは沢山あるけど、ブロマイド売りと野球カードとプレスリーとロータスは何度読んでも怖せつなくてもう大好き。 そういえば数年前にゴセッキーが、廃刊になってて全巻揃えられないって言ってなかったっけ。出たよ!下巻ももうすぐ出るよ!(ここで叫ぶ)
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■『エレンディラ』ガブリエル・ガルシア=マルケス 自由だなー。で、ホントに現実のことでいいんだ。2mのみみずがいる南米だもんな。事件は忘れられる、伝承は歴史に残る。それを文学にすると、ひとの心に残る
■ひょっとして私は 『アメリカン・タブロイド』を読んでないんじゃないだろうか…と『アメリカン・デス・トリップ』を読んでる最中に気付く。 いや…よ、読んだと思う……思うけど……うわーどうすんだー(バカ)
■ジョー・ザヴィヌル 亡くなってしまったよ…安らかにおやすみください
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