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2007年09月01日(土)
『金刀比羅宮 書院の美』+ちょっと芝居ネタ

『金刀比羅宮 書院の美 ―応挙、若冲、岸岱』@東京藝術大学大学美術館

いんやもう応挙のとら(『遊虎図』)がかわいくてかわいくてきゃわゆい!きゃわゆい!ばかり言っていた。なんか虎の間(=表書院の障壁画)だけ空気が違う感じだった(笑)かわいい〜かわいいね〜とちいさな黄色い声がとびまくってましたよ…そりゃグッズも大人気ですよ……。ところでこの虎の間、一匹だけひょうがいましたよね。あれひょうですよね。

この虎の間は全てホンマモンが来ていたのですが、複製ものも結構あった。しかしその複製っぷりがすごくてですね…いやホンマモンと見比べた訳ではないけど。キヤノン協力で撮影スキャン→インクジェット出力してるものだったんですが、こういう技術が発達して、重要文化財を広く展覧会に出せるようになったのはいいことですねえ。勿論ホンマモンが観られるのがいちばんですが。

で、若冲の『花丸図』は原画が相当傷んでいるようで、その傷みともどもガッツリ複製。描かれているものは植物の細密画200点あまり。花がしおれたものもあるし、葉が変色していたり、虫喰いも描かれている。これがなんだか画の傷みと似合っていた。描きあがったばかりの頃はどんな感じだったんだろう。240年の時を経た今、また新しい魅力も出てきているのではないかと思った。

岸岱は『富士巻狩図』が素敵だった!鹿狩りの図なんだけど、ひっくりかえってるしか迄細かく描いててかわいい。いやしかはかわいいとか言われてるどころではないのだが。色数は少ないんだけどとてもカラフル。地色に金色を使っているものが多かったので、背景が白一色だったこの絵の間はひときわ明るかった。

かなりの動員な上、襖絵メインの展示なので各間がパーテーションみたいになっていて、会場が入り組んでおり相当混雑していました。まあこれは、書院通りの間取りにしようと考えた末のレイアウトなのだろうから仕方ないかな。

同時開催のコレクション展『歌川広重《名所江戸百景》のすべて』も面白かったです。グラデがすごい綺麗だったー。

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■この話が通じるひとは少なそうだ(笑)
帰りにタイスキ食べに行ったんだけど(上野=タイスキみたいになってる)、隣の席のひとが『ラフカット』について熱く語っていてビビる。'97〜'98年くらいに脚本書いた女のひとって誰だったっけーって話をしていて、それは飯島さんか鷺沢さんだよ…と思ったけど言えなかった。いや、言うと気味悪がられるだろう。
あとどっかの劇団のチケットノルマの話をしていてこれにもビビる(笑)

■papyrus14号『阿佐ヶ谷スパイダースの存在理由』
特集されとりますがな。写真もいい感じでした。演劇誌とはまた違った視点からのテキストで面白かったです。と言うか、最近の演劇誌はどちらかと言うと情報誌なので、公演前の作品についての記事が多くなっちゃうから仕方ないのか?しかしここらへんは、長塚くんの「演劇界は産んでから育てない」って言葉にも繋がる感じがする。現代のストレートプレイで四演、五演されてる作品ってどれくらいあるだろう?
にゃきゃやまさんフジ行ってたんだ。何日目に来てたんだろう。フジと言えば善ちゃんに遭ったことがあったなあ。
さて、某誌の特集はどうなることやら。これは阿佐スパ側からはどうしようもないことなので何だか嫌な感じですな