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2002年09月20日(金) ■ |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2002 1日目 |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2002@渋谷AX
仕事で1時間ほど遅れ、20時過ぎに会場へ入る。ロビーにひとが溢れている。平田さんのDJが入っていたにしても、ライヴ自体は始まっている。何だか変だ。
結局この日は最後列の壁際で全体を観ていたのだが、正直観客の集中力が極端に落ちているのに驚いた。ライヴに釘付けになっているひとが少ない。前のブロックは盛り上がっていたのかも知れないが、それが拡がっていかない。こういう時はどうにもならない。どちらが先と言う問題でもないが、ステージ上のメンバー(と言うより、中野くん。川島さんにはむしろ必死の形相が見えた)のテンションが低い。客も戸惑っている。悪循環だ。
明らかに中野くんが客に対してビビっていると言うか、怯えているように見えた。目深に被った帽子といい、わかりやす過ぎる。アピールともとれる。嫌でもここ最近の彼の発言を思い出す。ツアーは既に何本もこなしているし、他の所ではそんなことはなかったそうなので、たまたまこの日に限って何かあったのかも知れない。機材トラブルか、本人の体調か。むしろそういう原因の方がいいのだが。アンコールもやらないつもりだったようだ、かなり引っ張られた。最後ステージから離れる時、中野くんはフロアに「ごめん」と謝るようなジェスチャーを向けた。
タフでい続けるか無神経になりきるのか? 物理的な孤独があり得ないように、こういう関係性はなくなることがない。 そしてその関係を清算する為に消えるひとも少なくはない。 勿論それを「聴衆が彼を殺したのだ」なんて言う程こちらも傲慢ではなく、思い上がっているつもりはない。自分の都合だろう。多分またひとが死ぬのが怖いのだ。こっちが。
飛躍しすぎな考えだとは思うし、中野くんがどうこうと言う所とはまた違うことなのだが、この日はついそんなこと迄考えた。結構落ちた。
彼は大丈夫だろうなんてことは言えはしないし、かと言って心配する程彼も甘ちゃんではないだろう。杞憂に終わってくれ。ライヴの内容自体は悪いものではなかった。
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