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2002年09月19日(木)
『ピンポン』ティーチ・イン

『ピンポン』ティーチ・イン@シネマライズ2F
宮藤官九郎×大倉孝二×中村獅童(敬称略)


憶えてるとこのみ抜粋で。


司会●このお話を頂いた時のことを聞きたいのですが。
宮藤●結構前…2000年くらいにお話頂きまして。曽利監督にお会いしたら、なんかお父さんみたいなひとで安心したって言うか(大笑)『タイタニック』のVFXをやった方って言うんで、なんか怖いなー、イカツいのかなーと思ったらあんなで、優しそうだったんで、ああこれなら信用出来るかなと思って。あの横分けがね、いいなって(笑)
大倉●僕は…あの、ええと…あの今緊張してて…(笑)いや、あの、原作好きだったんで。嬉しかったです
司会●中村さんは、このおふたりとはまた違った形で参加されたんですよね?
中村●ええ、あの、原作も大好きで、宮藤さんの大ファンで(笑)オーディションを受けさせて頂いて

司会●周りの反応はいかがでしょう
宮藤●結構いいですよ。姪が観たって(笑)その姪僕のこと嫌いなんですけど、『ピンポン』は面白かったみたいです(笑)
大倉●僕はこういう仕事をしてるってことを周りに隠しているんで…
司会●(笑)なんでですか!
大倉●いや、恥ずかしくて…でも、結構「観たよー」って言われます
中村●評判いいですね

質問●冒頭、まず主人公の窪塚さんではなく、松尾スズキさんのアップで始まるってのは何か意図があったのでしょうか?
宮藤●(笑)あーいや狙った訳ではないんですが、大体僕、ストーリーと何の関係もないひとから始めるってことが多いんですよ。主人公を最初から出さなくて。それが今回は警官だった訳で、その警官を松尾さんがやられるならこれは申し分ないと。そういえば、僕の書くものにはおまわりさんが出てくるものが多いですね。で、そのおまわりさん役が大概大人計画のひとだったりします(笑)

質問●ご自分がやられた役以外で演じてみたかった役ってありますか?
中村●アクマです
大倉●自分的には…ペコなんですけど…それは世間の皆さんが許さないだろうと(笑)
宮藤●サム・リー。サム・リーの役じゃなくて、サム・リーになりたい。『無問題』とかに出たい(笑)

司会●『ピンポン』番外編『ティンポン』について
宮藤●キャプテンの大田が主人公での短編を1本撮ったんです。今ネット上の有料サイトで配信されてます。本編を観ないと話わからないと思うんですけど。トイレでドラゴンとアクマが話すとこ、あるじゃないですか。あの時実は隣のトイレには大田が入ってたって設定で(笑)アクマの質問に、ドラゴンより先に応えちゃったりするって言う(爆笑)そういうのも考えてたんですけど、それにはもうひとつトイレを作らなきゃいけないし、中村さんと大倉さんふたりをまた呼び出さないといけないので(笑)断念して。本編を観て、これを観て、時間があったらまた本編をみたらまた楽しいと思います。監督が僕で、助監督が曽利さんなんです
司会●現場はどうでしたか?
大倉●あのー「適当にやって」って言われたのが…(笑)なんつうか……。あと「サングラスあったら持ってきて」って言われて…
宮藤●(笑)自主映画のね、ノリが出ていたと思います


うあー他にもいろいろ面白い話があったのに思い出せん。間にライヴ2本芝居2本入るともう記憶の彼方ですよ!早く書いとけよ自分!何かにつけこの後ろ向きな発言ばかりの大倉くん(笑・そういうとこが好きなんですがね)、私服が吉川晃司のようだった(ピンクのVネックサマーセーターにサングラス)がとても礼儀正しく、いいひと炸裂だった獅童さん、出てくるなり「あ、ディスクマンつけっぱなしだった」とスイッチを切るなどステキなユルさのクドカンと、楽しかったです。

最後のこれからの予定、を話すところで大倉くんが獅童さんのディナーショウのチラシを出して読み上げだし、それに狼狽する獅童さんがかなりおかしかった。つうか自分の話をしてよ大倉くん!(苦笑)その後も「僕の出番のとこは時間潰しにでも観てください」とか言うし!