I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2002年04月11日(木) ■ |
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本屋三昧 |
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おかげさまで大森くんのサイト[Joyride] は、大森くんのマネジャー様から情報を提供して頂ける事になったのですが、昨日演劇ぶっく社のムック『俳優になる。』にインタビューが掲載されるとのお知らせが。(有難うございます)
で、書店に行った。映画のコーナーに行った。ない。演劇のコーナーに行った。あった。目次をひらく。『第一線で活躍する、スターにインタビュー。 山口紗弥加 大森南朋』……か、巻頭やん!うわー!うわー!スター!スターだって!カラー2頁。全然「チョコット語っちゃってます」じゃないですよ!
で、インタビュー。このひとほんと何考えてるか読めないわ…そこが面白いんですが。自然体ってのはありきたりだけど、こんなほわほわした話してるひとが殺し屋だったり植字工だったり結婚詐欺師だったりするのが不思議で不思議で。そこが魅力の気になるひとです。
撮影はスギノユキコさん。以前演ぶで特集した『演劇をつくる スタッフワーク編』でこのひとが撮影した、デザイナー鳥井和昌さんの写真が大好きなのでした。ブルーの色調で輪郭をとばし気味に撮るので、今回の大森くんの写真も「あ、スギノさん?」と思ってクレジットを観たらそうだったので何だか嬉しかった。演ぶでの作品しか観た事がないのだけど、他に何か撮っているのかな。
鳥井さんは大好きな、と言うか、おこがましいけど目標にしている。作品によってトーンが全く違うのに、どれもがひとめで鳥井さんの仕事だとわかる、宣伝美術(そういえば何で演劇は「宣伝美術」って言うの?「舞台美術」との区別をつける為?)のスター☆デザイナー。作風が自在なのも、まだ初日が開かない芝居をイメージビジュアルでどうやって伝えるか、と言う前提をきちんとわかっているからだと思う。職人然とした柔軟な、それでいて対象者をきちんと見極めた鳥井さんの作品は、劇場で束になって渡されるチラシの中からすぐ見付ける事が出来る。字詰めとかレイアウトの法則とかは、随分勉強させて頂いてます(勝手にな)。
紗弥加ちゃんも『二万七千光年の旅』を観て度肝を抜かれて以来好きな役者さん。ああかわいー。凄い度胸あるし、また舞台で観たいな。その他SABU監督の短編撮影現場レポートなど読みごたえのある記事満載、俳優になる予定は全くありませんが面白い本です。演ぶでおなじみのひとも沢山載っているし。
島田雅彦氏特集の文藝も買って帰る。これは貴重、奥様との対談が掲載されていた。園子温監督と古屋兎丸氏の対談も掲載。レイナルド・アレナスの『夜明け前のセレスティーノ』も邦訳が出ていた。美術手帖のバックナンバーを読んだりカート・コバーンの伝記を読んだり。カートは今度連れて帰ろう。ヘコむのは覚悟の上で。読んでも仕方がないかも知れないけど、読む。そして読んでも曲が好きなのは変わらない。そしてそのうたはもう二度と生では聴けない。
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