最後の日。
朝、IT君からメールが来て 「ミーティングするなら今日が最後だけど、 何か遣り残してることとかない?」だって。
早速電話して、 『なんかあったっけ?』と聞くと 「んー、無いような気もする」と、IT君w 『じゃ、別に会わなくても良いよね?』と聞くと、 「・・・でも一応会わない?w」だって。 私に会いたいなら会いたいって言ってよ・・・素直じゃないなぁww
IT君のオフィスに行くと、案の定明日からの休暇のために 仕事が詰まってていっぱいいっぱいの様子。 『・・・で、どうなの、調子は?』と聞いたら 「忙しい・・・つか狂いそう」と言いながら 経理部にあったドーナツをぱくり。
『そういうの辞めてるんじゃなかったっけ?w 良いの?結婚式のためにダイエットしてるんでしょ?』と聞くと 「そうなんだけどさ・・・」と、もごもご。 ストレス食いするタイプだなww 『何かカフェイン欲しいなぁ』と私がつぶやいたら 「とりあえずコーヒー買いにいかない?」だって。 『良いねえ』と、そのままPeet'sに行こうと廊下を歩いていたら 予約課の人に呼び止められて、「ごめん、やっぱ行けないわ」と、IT君。
ってか、IT君に会うためだけにわざわざ本社に来てる私の立場は?( ̄Д ̄;)
仕方ないからそのままオフィスに帰ったけどさ。 そしたらまたIT君から電話が来て、 「本当に最後の最後だけど・・・なんかある?」だって。 『つか、さっき全部OKだって言ったじゃん・・・まだ何かあんの?』 と聞き返したら、 「分かんないけど・・・なんか遣り残してる気がするんだよ。 とりあえず来ない?」と言われて、また本社に出向くことに。
結局、会いに行ったけどレポートは今のところは全部OKだし 後はスキャンできなかったチケットの半券をスキャンし直すやり方を 習ったくらいで、特に会ったからどうってもんでもなかったような(´Д`;)
その後、私が一人でオフィスで半券をスキャンしていたらIT君が来て 「コーヒー買いに行こ」って。 『あれから買いに行ったんじゃなかったの?』と聞くと 「いや、結局行ってない」 何だかIT君がストレス溜まってて辛そうだったので、 一緒にコーヒー屋まで歩いて気分転換に付き合うことにした。 「働きづめのShihoのためにコーヒーくらい奢るよ」というIT君に 『いいよ、私に奢らせてよ。結婚祝いだと思ってw』と言うと 「いやいや・・・ま、でもそういうことなら、遠慮なくw」だって。 『好きなの言って。何でも買ってあげるから』 と、何だかデカイ態度で言ってみたものの、 コーヒー屋で買えるものって値段が知れてるよねww ま、コーヒー豆とかエスプレッソメーカーとかでも全然良いんだけどさ。
IT君は明後日結婚式だからかなり準備でテンパってるみたいで 「何か忘れてる気がするんだよ・・・」と口癖みたいに言ってたから 『大丈夫だって。当日になれば全部上手く行くよ』とアドバイス。 ・・・ま、実際式を挙げてない私のアドバイスなんて 何の役にも立たないだろうけどねw
「俺の婚約者はメキシコ人で、俺もメキシコ人のハーフでしょ。 多分、育った環境とか価値観が似てて楽なんだろうなぁ」と、IT君がポツリ。 『多分、そういうのってあるんだろうなぁ、と思うよ。 IT君の婚約者のこと初めて聞いた時、多分メキシコ人同士だから 一緒に居て馬が合うんだろうな〜って漠然と思ったもん』と、私。 ・・・ま、相変わらず自分のことは棚に上げてるんだけどww
『こっちに移民で来た中国人の2世とか3世がさ、 「自分達はもうアメリカ人です!」って言う割りには 結局殆どが中国人同士で結婚してるじゃん。 アレがずっと理解できなくてさ・・・身も心もアメリカ人だって言い張るなら、 白人と結婚したって良いわけじゃん?と思ってて。 でも、自分が実際国際結婚してみて、やっと分かったよ。 ・・・同じ文化ってか背景があると、楽なんだよね』 「そう、そこなんだよ。俺が今の婚約者と付き合う前に 7年付き合ってた彼女が居て、結婚も考えたけど、結局上手く行かなかった。 俺の家族はメキシコ人で貧しくて、生活水準は結構低かったんだよね。 で、その時の彼女はそういうのを理解しない人っていうか、 望む生活レベルが高くてさ。彼女の水準に合わせてたら、なんか疲れちゃってね。 俺が今の仕事に就いたのだって、彼女の入れ知恵があったからだし」と、IT君。 『へぇ、そうだったんだ?』 「うん。この仕事じゃなかったら、高校で歴史の先生になってたよ」 『歴史の先生か・・・似合いそうだけど、確かに収入は少ないだろうねw』 「だろうねww」 IT君がIT君じゃないなんて、今の姿からは想像も出来ないけど でも高校の先生になってたとしたら、きっとちょっと理屈っぽいけど優しくて みんなから好かれる先生になってたんだろうなぁ。
コーヒー屋から戻ってきて、そのままIT君のオフィスに直行。 結局最後の最後になって、レポートを一つあげることになって IT君が帰るギリギリの時間までずっとオフィスに居た。
『何時の船に乗るの?』 「5時40分・・・だったんだけど、もう無理だな」 『次は?』 「6時のバス」
結局、そのバスも見送って、6時35分のに乗れるか乗れないかって状態。 『最悪、またV市まで送って行こうか?w』と冗談半分で聞いたら 「いやいや。もう絶対あんなことはさせないよ」と、IT君。 『・・・そんなに私の運転怖かった?w』と笑って聞いたら IT君は「違う、違うw」と笑ってたけど。
実はあの日、私よりもIT君の方が、ちゃんと私がSFまで戻れるかって 心配してくれてたんだよね。 眠そうな私を気遣って、わざわざコーヒー奢ってくれちゃうくらいにww
『休暇、楽しんできてね。仕事のことなんか忘れて、めいっぱい休んでw』 と言うと、 「言われなくてもそうするw Shihoもあんまり働きすぎるなよ」と、IT君。
IT君が戻ってくるまで、変なトラブルが起きませんように。。
2006年10月12日(木)
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