共同通信社が2、3両日に実施した全国電話世論調査によると、
集団的自衛権行使を容認する閣議決定について「十分に説明しているとは思わない」との回答は84・1%に上った。
集団的自衛権の行使容認に反対は60・2%で、前回7月の調査から 5・8ポイント増えた。
賛成は3・3ポイント減の31・3%。
国民の理解が進んでいない現状があらためて浮き彫りとなった。
というニュース。
新聞記事では特に、20〜30代の回答について、
「反対」が前回調査の51.8%から69.7%へと
反対が大幅に増加したことを強調している。
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もう一つの注目記事。
福田康夫元首相が7月下旬に訪中した際、中国の習近平国家主席と極秘に会談していたことが分かった。安倍晋三首相と習氏による日中首脳会談の実現に向けた環境整備の狙いがある。福田氏は訪中前、習氏と会談する意向を安倍首相に説明していた。複数の日中関係筋が3日明らかにした。日中関係が緊張状態にある中で習氏が日本要人と会うのは異例。
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若者のすべてが、無思考なわけではない。
「説明しても無駄」と思っていたが、若年層から 「集団的自衛権について十分に説明していない」と思われているのであれば、 説明責任は、みっちりと平和教育を受けた自分にもある。
自民党と言えども、一枚岩ではない。
決して功名心旺盛なタイプに見えない福田元首相が、 中国との平和外交のために打開策を見出そうと動いている。 是非とも良い結果となることを祈らずにはいられない。
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そして、である。
こうなってくると、要するに、−言うことはもっともらしいが−、 現政権・現閣僚が、自分達のやりたいことをやりたい放題やっているのだ、 ということが徐々に明らかになってくる。
「ならぬことはならぬものです」を適用するのならば、今ここで、現政権に向かって、である。
2007年08月04日(土) 無関心という意思表示 2006年08月04日(金) 2004年08月04日(水) 家なき子
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