日帰り上京。
明日も遠方にでかけて打ち合わせの予定。
今年度は、仕事を新しいステージに乗せ、波頭に乗るような年になるはずだった。 けれども、各方面に頭を下げ、再び出産による店じまいを始めている。
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迎える妊娠と、受け入れる妊娠は、覚悟が全く違うものである。
わが身に新しい命が宿ったことの意味は何かと問い続け、 意味はあるが問うことには意味がないと禅のような結論に至り、
やがて来るであろうギリシャ並みの経済破綻を予想し、 己の年齢が出産・育児にふさわしいのかどうか戸惑い、
あまりネガティブなことばかり考えているとお腹の子に良くないことが起きそうだとさらに気がかりになり、
そうかと思えば「三番目の子は神からのプレゼントよ」などという友人の戯言に慰められる。
心の旅路をたどってたどって数か月、いささかくたびれた。 なるようになれ、という心境にまだなれない。
2008年07月26日(土) 経験と概念 2006年07月26日(水) 2005年07月26日(火) 哲学者の幸せ 2004年07月26日(月)
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