2011年05月12日(木) |
東日本大震災 チェルノブイリでの実戦経験 |
松本市が福島第1原発事故の計画避難区域を出て避難中の子どもたちを、夏場に同市内に受け入れる準備を進めていることが11日、分かった。チェルノブイリ原発事故の際の各国NPOの対応を参考に、学校や地域の単位で避難させて集団でリフレッシュしてもらう狙いだ。市は、一時的な滞在だけでなく同市への移住も視野に入れている。 菅谷市長は取材に、「少子化の時代にあって子どもは国の宝。子どもの心身の健康を守ることは大人の義務で、率先して取り組む」と話している。、と言うニュース。
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市民の私達は、放射能汚染があった場合のシミュレーションをしていない。 市民だけではなく、政府も自治体もそうしたリスク評価をやっていない。
そうだから、チェルノブイリ原発事故で被害にあった子ども達を支援する活動というのは 今となっては、唯一といってよい実践経験として参考になるものだ。
ありがたいことに、我が方の市長様がその経験をお持ちである。 メディアで将来子ども達の健康被害が起きる危険を指摘している。
対応の遅れにやきもきされているのだと思う。 例のニュースのように、その経験を生かして、福島の子ども達を救済しようとしている。
子どもは国の宝、のコメントに胸があつくなる。
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もういいかげん、文部科学省から福島の子ども達の健康問題を取り上げてくれ!と強く思う。
学校での放射能汚染対策は、旧文部省のセクションがやっているんじゃないかと推察する。 学校運営のように、前例がないことへの対応があまりにも遅く、決断ができないからだ。
どうして厚生労働省がやらないんだろうか。
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親となった大人が減少する今の世で、子どもへの眼差しは危うい。
「子どもの心身の健康を守ることは大人の義務である」という言葉を、 今の時代、どれ程の人達が共有し、強い世論を形成することができるだろうか。
そうだから、母となった女性は、父となった男性は、 社会に頼らず、学校に遠慮せず、親戚知人に不義理をしたとしても、 一日も早く、子どもを安全な場所へ移してほしい。
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